2015年第3四半期にAppleが世界市場で出荷した「iPhone」の数は4800万台で、前年同期比22%増となった一方、Huawei(ファーウェイ)が出荷したスマートフォンの数は2650万台で、61%もの急増となったことが、市場調査会社のIDCが米国時間10月28日に発表したレポートで明らかになった。
この結果、AppleとHuaweiは世界市場でそれぞれ2位と3位になった。同市場の首位はサムスンで、出荷台数は8450万台だったが、同社のスマートフォンの売上に全盛期ほどの勢いはなく、増加率はわずか6%とはるかに小幅に終わった。この増加率は、市場の平均値をわずかに下回っている。
また、中国のLenovoとXiaomi(シャオミ)がトップ5にランクインした。
IDCによれば、全メーカーを合わせると第3四半期のスマートフォンの出荷台数は3億5520万台となり、前年同期比で6.8%の増加となった。この結果は、世界市場でのスマートフォンの出荷台数としては史上2番目の高い数字だ。
「第3四半期はフラッグシップ端末の動きが非常に目立つ時期となったが、これはベンダー各社が機能とデザインの両方で互いに競い合った結果だ」と、IDCで携帯電話担当のリサーチマネージャーを務めるAnthony Scarsella氏は声明の中で述べている。「ただし、ハイエンドモデルで華やかな動きが目立ったものの、出荷台数と増加率の上昇は、今後もローエンドからミッドレンジのモデルで起こるというわれわれの予測に変わりはない。この傾向は特に新興市場で顕著だ」
また、一部の市場では消費者が選択可能なスマートフォンの購入方法に注目すべき変化が起こっていると、IDCは指摘している。アンロック端末や通信事業者との契約縛りのない端末、さらには分割払いや早期下取りプログラムなど、さまざまなオプションが登場しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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