ヤフーと電通は10月27日、インターネットオークションサイトである「ヤフオク!」と社会課題を扱うコミュニケーションの企画・推進をする「電通ソーシャル・デザイン・エンジン」の共同企画として、クラウドファンディングサービス「reU funding(リユー ファンディング)」を11月4日に開始すると発表した。
reU fundingは、ヤフオク!を通じて、使わなくなったモノを売ったり、プロジェクト実行者のモノなどを買ったりすることで生じた金額で、賛同するプロジェクトを支援できるサービス。使わなくなったモノの売却については、マーケットエンタープライズが運営する買取サービス「ReRe(リリ)」の協力で行われる。
reU fundingのプロジェクト第1弾として、建て替えのために8月末に本館を閉じたホテルオークラ東京がプロジェクト実行者となり、ホテルオークラ東京の利用者との思い出の共有と、困難を抱えた子供達にオーケストラ教育をしている団体「エル・システマジャパン」への支援を目的に、旧本館の客室やレストランにて使用していたテーブルセットやソファといった家具など300点以上が出品される。
ユーザーによるプロジェクトへの支援は、サービス開始となる11月4日より可能。サービス開始時点では、プロジェクトの実行者は法人・団体が対象となる。
今後、買い取りに加えてヤフオク!での売却による支援も可能にする予定だという。
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