[ウェブサービスレビュー]文中の単語の同義語を表示し、ワンクリックで置換できる「文章リライトツール」

ベーシック
内容:「文章リライトツール」は、入力したテキストを解析し、文中に含まれる単語の言い換え候補を表示してくれるツールだ。リライトが可能な言葉の候補を複数表示してくれるので、類語辞典などに頼ることなく、適した選択肢を選んでクリックするだけで最適な言葉への置き換えが可能になる。
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 「文章リライトツール」は、入力したテキストを解析し、文中に含まれる単語の言い換え候補を表示してくれるツールだ。リライトが可能な言葉の候補を複数表示してくれるので、類語辞典などに頼ることなく、適した選択肢を選んでクリックするだけで最適な言葉への置き換えが可能になる。

 使い方は簡単で、入力フォームにテキストを貼り付けて「変換」をクリックすると、テキストに含まれる単語のうち、言い換えが可能と判断された単語だけが強調表示される。それぞれの単語をクリックすると複数の候補がポップアップで表示されるので、その中から任意の候補をクリックすれば、原文の単語がその単語に置き換えられる。これを繰り返すことにより、もとの文章の意味を保ったまま、オリジナル性の高いテキストが作成できるというわけだ。

  • まずは左側のフォームにテキストを入力する。最大200文字まで入力できる

  • 「変換」をクリックすると、言い換え可能な単語が強調表示された状態で右側のフォームに表示される

  • クリックすると具体的な言い換え候補(同義語)がポップアップで表示される

 一般に、単語の言い換え候補を調べるにあたっては類語辞典が用いられるが、本サービスを使えば言い換え可能な複数の単語を一気にリストアップできるため、作業の手間を大幅に削減できる。またわざわざキーボードからタイプし直す必要もなく、マウス操作だけで置き換えられるのも大きな利点だ。入力可能なテキストは最大200文字とそれほど多くはないが、一般的な用途であればこれで十分だろう。

 変換候補については、なかには品詞の種類を間違って的外れな候補を表示することもあるが、自分で考えただけでは思いつかない言い換えの候補を提示してくれることも多く、実際に使ってみた限りではかなり有用で、よりわかりやすい表現を考えるきっかけにもなる。また漢数字をアラビア数字に置き換えたり、過剰に開いた漢字を元に戻すための候補も提示してくれるので、表記の不統一を発見するのも思わぬ副産物だ。

 もともとSEO向けに提供されているサービスであり、広告テキストの言い換えなどを念頭に置いて開発されたものと見られるが、汎用性は非常に高い。前回紹介した「小学校で習う漢字 チェックツール」のように漢字のレベルを指定できたり、元の単語より文字数の少ない言い換え候補に限って表示するなどのオプションがあれば、さらに多くの用途に使えそうだ。

  • 候補をクリックすると原文に適用される。同じ要領でほかの単語についても置き換えを行う

  • 「失敗」の意味で使われている「損」の同義語に「損失」「ロス」「赤字」を挙げるなど、なかには的外れな指摘もあるが、日本語の特性上やむを得ない。置き換えない場合は右上の「閉じる」をクリックしてそのまま終了する

  • SEO向けツールということでIT関連のカタカナ語などの言い換えにも強い。このほか漢数字をアラビア数字に置き換えるのにも役立つ

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