富士通、生体認証搭載のPC、タブレット、スマホを発表--利便性とセキュリティを両立 - (page 2)

 なお同日発表された法人向けノートPC「LIFEBOOK」シリーズでは、手のひら静脈認証に加えて、指紋認証やスマートカード、NFC認証も選択可能。法人向けではこのほか学校など文教市場向けに、小さな机でも使いやすくタフで、ペンやカメラ機能が強化されたタブレットの新製品「ARROWS Tab Q506/ME」も発表された。


「手のひら静脈センサー」を搭載した法人向けノートパソコン。独自技術でセンサーモジュールの小型化を実現しており、「ノートPCなどに組み込めるのは富士通だけ」という

ノートPCだけでなく、マウスやキーボードにセンサを内蔵した製品も導入予定だ

学校向けのWindowsタブレット「ARROWS Tab Q506/ME」では、防塵&防水や耐衝撃性能を強化。重心を低くして倒れにくい工夫や、小さな机でも使いやすいコンパクトさ。手書きに近いペン入力体験や、素早い動きに強いカメラなど、文教市場のニーズにあわせた工夫が盛り込まれている

個人向けPCにも「Windows Hello」対応生体認証を搭載

 個人向け製品では、法人向けと同じ「安心・安全」に加えて、「簡単であることが重要」と説明する武田氏。富士通では個人向けPCの全機種でセキュリティソフト「McAfee LiveSafe」の3年利用が可能なほか、特定のデータを隠せる「ワンタッチプライバシー」、フィルタリングソフトの「i-フィルター」が標準搭載されていることをアピールした。

 加えてWindows 10を搭載する、2015年秋冬モデルの上位機種には「Windows Hello」対応の生体認証機能も搭載。13.3型のモバイルノートPC「LIFEBOOK SH90/W」に指紋認証機能が搭載されているほか、23型液晶一体型デスクトップPCの上位モデル「ESPRIMO WH77/W」では顔認証が利用可能となっている。なお個人向け製品ではこのほか、15.6型ワイド液晶搭載でハイレゾ対応スピーカーを備えた「LIFEBOOK AH77/W」も、同日発表されている。

 「安心・安全」はサービス面でも強化されており、同社ではクラウドサービス「MyCloud」向けのサポートサービス「MyCloud プレミアム」に、新コースを開設。PCに加えてスマートフォンなど他のデバイスや、住まいのトラブルまでカバーする、街の電気屋さんのようなサービス「あんしんワイド」(1980円/月)と、PCの訪問診断などが受けられる「あんしんスタンダード」(996円/月)が追加された。


「インテル RealSense 3Dカメラ」を搭載し、顔認証機能を備えた「ESPRIMO WH77/W」。PCの前に座るだけでログインできる

指紋認証によるログインが可能な13.3型モバイルPC「LIFEBOOK SH90/W」は、ボディの堅牢性も担保。指にあわせてキーの重さを2段階に設定し、かつ静音設計のキーボードを備える

ハイレゾ対応スピーカーを搭載し、キーボードの打鍵感にも工夫するなど、最上級の心地よさを目指したという、15.6型の「LIFEBOOK AH77/W」。こだわりのある人向けのプレミアムノートPCという位置づけだ

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