予告されていた通り、GoogleはAlphabetになる。
Googleは米国時間10月2日、カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置く同社の新しい持ち株会社Alphabetが同日中に正式に発足することを発表した。
中核事業であるGoogleは、名称に変わりなく存続し、検索サービス、ウェブメール、動画投稿サイトのYouTube、モバイルOS「Android」といった製品に注力する。Googleは今後Alphabetの傘下で、実験的な研究を手がけるGoogle X、グルコースを検知するコンタクトレンズを開発中のLife Sciences部門、寿命を延ばす技術に取り組むCalicoといった他の部門と共存していくことになる。
Alphabetの株式取引は、元のティッカーシンボル「GOOG」および「GOOGL」のままで10月5日月曜から始まる。Google共同創設者のLarry Page氏とSergey Brin氏がAlphabetの最高経営責任者(CEO)と社長にそれぞれ就任する。
今回の動きは、売り上げの大半を占める検索と広告のほかにも事業拡大を図るGoogleの野心を強調するものだ。Googleはテクノロジーのすべてが集まるワンストップショップになることを目指しているが、個人の健康のような本業とはかけ離れた分野も視野に入れている。投資家にとっては、この組織再編により、異なる分野の研究開発に惑わされることなく、核となる検索事業の経営状態をより詳細に調べることが可能になる。
Page氏は組織再編を発表した2015年8月のブログ投稿で、「わが社は現在、事業を良好に運営しているが、事業の状態をより明快に、より説明責任を果たせるようにできると考えている」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス