Appleの最新モバイルOS「iOS 9」にアップグレードしたら「iPhone」の電源が不規則に突然落ちるようになったと、一部のユーザーが報告している。現在までに、多くのユーザーがRedditのiPhoneフォーラムやAppleのサポートフォーラム、ブログサイトのMacRumorsが提供するフォーラムの議論に参加し、同じ問題を訴えている。
ユーザーの報告によると、充電済みの端末を操作していないときにもiPhoneの電源が落ちるという。シャットダウンしたとき、端末のホームボタンに触れると暖かく、または熱く感じたと報告するユーザーもいる。コメントしたユーザーの大半は「iPhone 6s」または「iPhone 6s Plus」(いずれも9月25日に発売)を使用しているが、1人のユーザーは「iPhone 5s」でも同じ問題が発生すると報告した。その後、「iOS 9.0.2」にアップグレードし、この問題が再発するか確認しているところだとするユーザーもいる。
Appleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
MacRumorsフォーラムへのある投稿では、このように説明されている。
「IOS 9.0.1」を搭載するローズゴールドのiPhone 6s。 スクリーンがオフの状態で電話が鳴った。スクリーンは暗いままで電話の着信音が鳴り続けたが、電話に出ることはできなかった。ホームボタンは極めて高温になっており、スクリーンを再びオンにするには、本体のハードブート(ホームボタンと電源ボタンを長押し)を実行するしかなかった。
別の投稿では、以下のように書かれている。
私はこれまでに少なくとも2度、この問題に遭遇した。操作は一切行っていない。ポケットから端末を取り出したら、電源が落ちていた。 iOS 9.0.1を搭載する128Gバイト、スペースグレイのiPhone 6s。 9.0.2では、この問題はまだ発生していない。
フォーラムに投稿したユーザーの多くは、強制再起動(ホームボタンを押した状態で、端末の電源が入るまでスリープ/スリープ解除ボタンを長押しする)を実行したら再び端末の電源が入ったと報告している。
投稿を読んでも、これがハードウェアとソフトウェアのいずれかに関連する問題なのか、その両方に関連する問題なのかはよく分からない。この問題には、iPhone 6sに内蔵された「A9」プロセッサが関わっているのではないかと推測する者もいる。A9はTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)とサムスンの2社が製造を担当した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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