[ウェブサービスレビュー]読めない漢字を一発確認--「小学校で習う漢字 チェックツール」

オレンジ工房
内容:「小学校で習う漢字 チェックツール」は、テキストに含まれている漢字のうち、小学校の指定した学年ではまだ習っていない漢字を強調表示して教えてくれるツールだ。文部科学省が公布している学年別漢字配当表に準拠しており、作成したテキストから小学生が読めない漢字をなくし、スムーズに読めるテキストを作成する場合に役立つ。

 「小学校で習う漢字 チェックツール」は、テキストに含まれている漢字のうち、小学校の指定した学年ではまだ習っていない漢字を強調表示して教えてくれるツールだ。文部科学省が公布している学年別漢字配当表に準拠しており、作成したテキストから小学生が読めない漢字をなくし、スムーズに読めるテキストを作成する場合に役立つ。

 使い方は簡単で、テキストを入力フォームに貼り付けたのち、プルダウンで小学1~6年のいずれかを選んで「習っているかどうか確認」をクリックするだけ。指定した学年ではまだ習っていない漢字が、赤の太字で強調表示される。操作はこれだけで、いったんチェックしたあとに学年を変更して再チェックもできる。シンプルな使い方なので、説明がなくとも特に迷わないはずだ。

  • 「小学校で習う漢字 チェックツール」トップページ。テキストをサーバに送信せずJavaScriptだけで動作するので、オフラインでの利用も可能だ

  • テキストを入力フォームに貼り付けたのち、プルダウンで小学1~6年のいずれかを選んで「習っているかどうか確認」をクリックする

  • 指定した学年ではまだ習っていない漢字が、赤の太字で強調表示された

 強調表示された漢字の修正機能は備えておらず、必要に応じて手入力で平仮名に書き換えることになる。漢字を平仮名に自動で置換してくれれば理想的だが、漢字の読み方が一通りでない以上、これは実質不可能といっていい。そのため、結果表示を見ながらPCのIMEが備える再変換機能を使ったり、あるいは手で打ち直して再度チェックし、赤の太字がなくなるまで繰り返し修正することになる。

 小学校の学年に合わせて漢字のレベルをチェックしてくれるツールとしてはWordの文章校正機能が有名だが、本サービスであればソフトのインストールも不要で、ブラウザさえあれば容易にチェックが行える。JavaScriptで動作しており、テキストをサーバに送信しないことも利点だ。なおページにも注意書きがある通り、漢字配当表はあくまでサービス運営者が確認した範囲での最新データであり、利用は自己責任となる。簡易チェックツールという位置づけで使用するのがおすすめだ。

  • 学年を変更して再チェックを実行すると表示内容もそれに従って書き替わる

  • 強調表示がなくなるまで手入力で修正することで、指定の学年でもスムーズに読める漢字混じり文が作成できる

  • ちなみにこちらはWord 2007の文章校正機能を使って漢字をチェックしているところ。詳細設定の「漢字レベル」で学年を選ぶことができる

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