写真などのJPG画像をメールに添付したり、あるいはブログなどに掲載する際に重宝するのが、オンラインで画像を圧縮し、ファイルサイズを減らせるサービスだ。ドラッグ&ドロップを中心とした簡単な操作でファイルサイズを5割前後も削減できるので、画像編集ソフトがインストールされていない環境ではたいへん重宝する。
こうした画像圧縮サービスは多数存在しているが、圧縮率が固定されてお任せで一発圧縮できるタイプと、スライダなどで圧縮率を調整できるタイプの大きく2種類に分けられる。今回は後者、圧縮率を自由に調整できるサービスについて、実際にJPG画像を圧縮した場合のファイルサイズと合わせて紹介する。前者のタイプについては前回「JPGの容量をオンラインで一発圧縮できるウェブサービス4選」で紹介しているので、併せてご覧いただきたい。
JPGとPNGに対応。最大20枚を同時アップロードでき、ZIP圧縮で一括ダウンロードできる。画像はプレビューを見ながら圧縮率をスライダで指定できる。プレビュー画面では拡大機能が用意されており、細部のクオリティの違いをズームして確認できるのが特徴。試用時には1100KバイトのJPGファイルが645Kバイトに圧縮された(デフォルトのクオリティ90の場合)。インターフェースは日本語化されている。同じエンジンを使用した「Compress JPEG」という別サイトも存在する。
JPG、PNGのほかGIFに対応(ただし加工後のファイルはすべてJPGとなる)。複数のファイルを同時にアップロードでき、ZIP圧縮で一括ダウンロードできる。画像はプレビューを見ながら圧縮率をスライダで指定できるが、拡大表示する機能はなく、またプレビュー時には縦横比にかかわらず正方形の画像として表示される。試用時には1125KバイトのJPGファイルが563Kバイトに圧縮された(デフォルトの圧縮率20%の場合)。インターフェースは英語。ファイルサイズの上限はドラッグ&ドロップでの読み込み時は6Mバイト、直接指定する場合は9Mバイト。
JPGとPNGに対応。アップロード、ダウンロードともに1枚ずつ行う仕組みで、各画像はプレビューを見ながら圧縮率(%)をスライダで指定できるが、プレビューは拡大表示が行えないなど、機能は比較的シンプル。試用時には1100KバイトのJPGファイルが212Kバイトに圧縮された(デフォルトの圧縮率30%の場合)。インターフェースは英語。
JPG、BMPのほかtargaに対応。アップロード、ダウンロードともに1枚ずつ行う仕組みで、加工前後の画像を左右に並べて比較できるが、拡大表示する機能はない。非可逆圧縮(60~90%が推奨値)または可逆圧縮のいずれかを指定する方式。試用時には1.07MバイトのJPGファイルが667Kバイトに圧縮された(デフォルトの圧縮率90%の場合)。インターフェースは英語。ファイルサイズの上限は2Mバイトとやや小さめ。
JPGに対応。アップロード、ダウンロードともに1枚ずつ行う仕組みで、圧縮率を0~99%で指定できる。試用時には1099KバイトのJPGファイルが442Kバイトに圧縮された(デフォルトの圧縮率65%の場合)。加工前後の画質をオンラインで比較する機能はないが、圧縮と合わせてリサイズまで行えるのは珍しい。インターフェースは英語。
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