カメラについては、前面カメラが6Pでは8メガピクセルなのに対し、5Xは5メガピクセルとなる。また、6Pの背面カメラでのスローモーション動画撮影は240fpsと、5Xの120fpsの2倍だ。スピーカーも、6Pがデュアルステレオを搭載するのに対して5Xはシングル構成となっている。また、Nexus 5Xは1.8GHzの6コアプロセッサ「Snapdragon 808」と2Gバイトのメモリを搭載しており、これでも当面は十分かもしれないが、Nexus 6Pはさらに高速な2.0GHzの8コアプロセッサ「Snapdragon 810」と、3Gバイトのメモリを搭載する。
両機種とも採用していないのは、ワイヤレス充電、microSD拡張ストレージ、交換可能なバッテリ、カメラセンサの光学式手ぶれ補正だ。
光学式手ぶれ補正は、カメラのブレを抑える機能として最近のハイエンド端末ではほぼ標準になっており、前モデルであるNexus 5とNexus 6にも搭載されていたが、不思議なことにソニー製の新しいカメラモジュールは採用していないらしい。DxOの初期レビューでは、手ぶれ補正がないのは、その一点を除けば優秀なモバイルカメラにあって、決定的なマイナス要因になり得るとされている。
とはいえ、予想外かもしれないが、Nexus限定のうれしい点が1つある。今回の2機種は、落下や浸水を心配せずに購入できる初のGoogle認定スマートフォンになるということだ。Nexus 5Xは69ドル(Nexus 6Pは89ドル)で、偶発的な損傷に対する2年間保証を受けられる。「Nexus Protect」と呼ばれるこのサービスでは、期間中に端末が故障した場合、すぐに新しい端末が届く。
16Gバイト | 32Gバイト | |
---|---|---|
米国 | 379ドル | 429ドル |
新しいNexus 5XとNexus 6Pはいずれも、米国、英国、アイルランド、日本のGoogleのオンラインストアで9月29日から予約受付が開始された。Nexus 5Xのカラーバリエーションは、カーボンブラック、クォーツホワイト、アイスブルーとなる。出荷は10月の予定だが、需給状況によって変わるかもしれない。本稿執筆時点では、GoogleのオンラインストアでNexus 5Xの16Gバイトモデルを選択したところ「2~3週間で出荷」と表示され、Nexus 6Pは「4~5週間で出荷」と表示された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある