Googleは米国時間9月29日、再設計され、さまざまな新機能が追加された「Chromecast」ビデオストリーミングデバイスを発表した。
新型Chromecastは、外観が刷新されたほか、「Fast Play」機能も備える。強化されたWi-Fiと簡素化されたコンテンツ発見機能も搭載する。これにより、ChromecastはGoogleのスマートホームデバイスファミリにより深く組み込まれた。
Googleは約2年前にChromecastを初めて発表し、これまでに世界中で2000万台以上を販売している、とGoogleのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントのMario Queiroz氏は述べた。この35ドルのガジェットを利用すれば、NetflixやHBO Go、YouTubeなどのサービスのコンテンツをスマートフォンやタブレット、ノートPCからテレビにワイヤレスでストリーミングすることができる。最初のモデルはUSBサムドライブのような外観だったが、新モデルは小型の円形デバイスで、本体にHDMIケーブルを備える。
デザインの刷新に加えて、Googleはいくつかの機能もChromecastに追加した。新モデルは、新しいアダプティブアンテナシステムでWi-Fiパフォーマンスを「大幅に向上」させるハードウェアを備える、とQueiroz氏は述べた。「Fast Play」機能の搭載により、Chromecastがこれまでより迅速に起動するようになった。具体的な例を挙げると、ユーザーがNetflixでエピソードの終わりに近づいているとき、同アプリは自動的に次のエピソードの読み込みを開始する。最初のエピソードが終わったらすぐに次のエピソードの再生を開始できるようにするためだ。
Queiroz氏によると、Chromecastのコンテンツも拡充されており、それにはShowtimeのすべての番組、より多くのスポーツや音楽のコンテンツが含まれるという。さらに、同社は新しいゲームや、スマートフォンをゲームコントローラとして使用できる機能を追加し、ゲーミングコンテンツも強化している。ChromecastはFacebookやFlickr、Googleの写真もサポートするようになったので、ユーザーはスマートフォンに保存された写真をテレビに表示させることができる。
GoogleはChromecastアプリも再設計した。新機能には、コンテンツを発見するための「What's On」コンポーネントのほか、スマートフォンやタブレット、ノートPCをChromecast用リモコンとして使えるようにする「devices」タブも含まれる。
Googleの新型Chromecastはブラックとレモネード、コーラルの3色が用意される。17カ国で29日より35ドルで販売が開始された。新しいChromecastアプリは数週間以内に「Andriod」版と「iOS」版がリリースされる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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