モバイルテクノロジーを専門とするライターの多くは、主に広告収入のおかげで自らの好きな道を追いかけ、自分が体験する製品やサービス、アプリ、企業について書くことができていた。だが、先日のAppleの方針転換と、「iOS」版「Safari」におけるモバイル広告ブロッカーへの対応開始により、こうしたライターの一部については生き残りが難しくなる可能性が出てきた。
米国の「App Store」のiOS向け有料アプリで発売から36時間にわたりトップセラーの地位にあったのは広告ブロックアプリの「Peace」だった。これはMarco Arment氏が開発したもので、2.99ドルで販売されていた。しかし米国時間9月18日になって、Marco氏はPeaceを「App Store」から削除し、とにかくこのアプリについて良い感情が抱けなくなったと述べた。
このアプリは約3ドルで売られ、足かけ2日にわたって有料アプリの第1位の座にあった。同氏は現在、購入者に対し、払い戻しを希望する場合はApp Storeの返金手続きのガイドを参照してほしいと述べている。また、今後このアプリのアップデートも一切行わないという。
Peaceは、Safariに表示される広告に対して、すべての広告を一律に扱うアプローチを採っていた。Arment氏は、次のように述べている。「広告ブロックアプリには、ある重要なアスタリスク(注意事項)が伴う。それは多くの人々に大きな恩恵をもたらす一方で、そのような仕打ちを受けるいわれのない人々を含めて、一部の人に害を与えもするという点だ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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