NVIDIAは米国時間9月22日、これまでデスクトップPC向けだったグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)「GeForce GTX 980」の新バージョンを発表した。このGPUはノートPCのプロセッサや電源、マザーボードに対応しており、ノートPC向けに作られている。これはノートPC用とデスクトップPC用のグラフィックスカードの差を、少なくとも一部はなくそうとする同社の取り組みだ。
NVIDIAによれば、これまでデスクトップPC向けだったGeForce GTX 980のノートPC対応バージョンは、パフォーマンスの点で、同じような構成のデスクトップPCに搭載されたGTX 980に近いか、場合によっては同等だという。この特別バージョンのGTX 980カードは、より高速な7Gbpsのオンボードメモリと最大で8フェーズの電源を搭載し、他のモバイルバージョンのGPUを上回る性能を実現している。これによっていっそう効率的なチップへの電力供給が可能になり、発熱が抑えられるとしている。
このGPUはデスクトップPC向けGTX 980とほぼ同等であることから、オーバークロックにも完全対応している。そのため、PCメーカーやMSIのようなパーツメーカーでは、現在デスクトップPC向けグラフィックスカードにバンドルしている独自のオーバークロックアプリと同じものを、このカードにも含めることが可能になると、NVIDIAでは述べている。
また、新しいGTX 980カードを搭載したノートPCは、Oculus VRが発売予定の仮想現実ヘッドセット「Rift」をサポートする初めてのモバイルPCとなる。
2016年前半に発売予定の一般消費者向けRiftでは、使用に伴うシステム要件の1つとしてデスクトップ向けグラフィックスカードが挙げられており、ノートPCはこれまで対象から外されていた。
しかしNVIDIAは、新しいモバイル版のGTX 980を発表するにあたり、Oculus VRの製品担当バイスプレジデントを務めるNate Mitchell氏からの新たなコメントを紹介している。「この新しいGTX 980を搭載したノートブックPCは、Oculus Riftをポータブルで利用するための優れた選択肢だ」とMitchell氏は述べたという。
GTX 980を搭載した初のノートブックPCの正式な発売日や価格は明らかにされていないが、NVIDIAは、2015年秋の間に発売される見込みだと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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