9月15日~9月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
今週、9月25日はいよいよiPhone 6s、iPhone 6s Plusのリリース日となる。日本も第1発売グループに入っている。先行してiPhone 6s Plusを使用したレビューを執筆したので、紹介したい。
「iPhone 6s Plus」先行レビュー:3つの高速化、現行Plusユーザーこそ欲しくなる1台iPhone 6s、iPhone 6s Plusは、Appleのビジネスの中で最も重要な製品であり、「絶対に失敗が許されない」製品と位置づけられている。ハイエンドスマートフォン市場ではトップランナーの座を守っており、米国や日本などのスマートフォン普及が拡がった成熟市場における成功によって支えられてきた。
Appleは毎年、事前予約状況と販売開始の週末に、それぞれ予約台数、販売台数を発表し、好調ぶりをアピールするのが恒例だった。しかし今年は、予約開始後24時間の状況を公表していない。2014年は予約注文で400万台を上回ったとしており、この数字に届かなかった可能性も指摘された。
一方で、発売後の週末における販売台数は楽観視する声が強い。2014年の発売時は、1000万台を上回っており、同等もしくはそれ以上の台数が期待できる可能性があるということだ。
iPhoneは年々、販売台数を拡大させ続けてきた。同時に、非常にロイヤリティの高いスマートフォンブランドとしても知られており、満足度は90%を超え、継続してiPhoneを使うと応えるユーザーも高い割合を占める。
加えてAppleは、Android向けに、iPhoneに乗り換えるためのデータ移行アプリをリリースし、Android陣営の切り崩しも加速させている。ちなみに、この「Move to iOS」は、Google Playストア上のレビューは酷評の嵐となっている。
iPhone 6s、iPhone 6s Plusでデザイン上の大きな変更点は、新色ローズゴールドが追加されたことだ。加えて、素材の変更や新たなハードウェアの追加によって、厚みは両モデルで0.2mm、重さはiPhone 6sが14g、iPhone 6s Plusに至っては20gも増している。
特徴的な新機能は3D Touchと呼ばれる感圧タッチパネルと、1200万画素に向上し4Kビデオ録画をサポートするiSightカメラ、500万画素に向上し画面をフラッシュとして利用できるセルフィー用のFaceTime HDカメラとなっている。
搭載した最新の64ビットプロセッサA9、これに内蔵されたモーションコプロセッサM9、そして300Mbpsのモバイル通信と866MbpsのWi-Fi通信をサポートする通信チップは、普段の利用時のバッテリー持続時間の大幅な向上に寄与する。
「iPhone 6s/6s Plus」、予約好調-昨年上回る見通し(9/15)「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」が最初の週末に記録した販売台数1000万台(予約受付開始から24時間の予約注文400万台超)という。
「iPhone 6s Plus」の機能を再確認-進化したアップル大型端末の第一印象(9/16)執筆時点では、連休中のためまだ記事が配信されていないが、現在問題になっているのはApp Storeで配信されているアプリのセキュリティ問題だ。
中国の開発者がAppleの正規サーバ以外(百度雲)からダウンロードして使用した偽物のXcodeによって作られたアプリに、ユーザー情報の送信などのコードが埋め込まれていた。これには、中国市場で人気のあるチャットアプリWeChatや、人気ゲームAngry Bird 2(中国市場向け配信)など40近くのアプリが含まれ、延べ数億人に影響が及ぶ可能性が指摘されている。
Appleやアプリ開発元は、この問題の指摘を受けて問題のあるアプリを削除している。また偽物のXcodeの配信限となった百度も、クラウドから該当のデータを削除している。特にWeChatは日本も含め、利用しているユーザーは少なくない。該当するアプリが入っていた場合は、直ぐに削除し、デバイスを再起動することをすすめる。
App Storeはこれまで、アプリの事前審査を介して、セキュリティに対する安全性の高さをブランドとしてきた。しかし今回のマルウェア入りのアプリの問題で、確実な対策が取られているわけではないことが露呈した。
Apple側は対策を徹底することが必要だが、ユーザーも、開発元の信頼性を確認しながらアプリをダウンロードする必要があり、セキュリティ情報に目を光らせておく必要がある。
Appleの9月9日のスペシャルイベントでは、新製品が一挙にタッチアンドトライに登場した。
Apple Watch HermesとApple TVは10月、iPad ProとApple Pencil、Smart Keyboardは11月の発売となっており、間近で見られるのはしばらく先となる。これらの製品の第一印象、使い心地は以下の記事が参考になるだろう。
新「Apple TV」の機能強化--Siriとアプリストアに対応したアップル製STBの第一印象(9/18)Appleは9月16日にiOS 9をリリースした。iPhone、iPadに導入することができる。特にiPadでは、マルチタスク機能が強化され、iPad Air 2、iPad mini 4では、画面分割による2つのアプリの同時操作を行えるようになった。
トラブルに見舞われたのはwatchOS 2だ。当初9月16日の配信となっていたが、バグ修正に時間が必要となり、9月22日に延期されて配信が始まっている。文字盤の追加、タイムトラベル機能、サードパーティーアプリのネイティブ化による高速動作などが含まれる、Apple Watchの本領発揮となるアップデートといえるだろう。
アップル、「iOS 9」をリリース--エラーでダウンロードできないケースも(9/16)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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