米国時間9月9日にカリフォルニア州サンフランシスコで開かれたAppleの製品発表イベントで、同社の「Mac OS X」の最新版「El Capitan」の出荷日がリークされたと思われる一件があった。
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、Craig Federighi氏は、イベントの壇上でスマートフォン「iPhone 6S」の新機能を披露した。このデモンストレーション中に、同氏はAppleのマーケティング担当シニアバイスプレジデント、Phil Schiller氏から受け取った私信メールを開いた。件名は「El Capitan status(El Capitanの現状)」というものだった。
Schiller氏は、このEメールに次のように記していた。「El Capitanは順調で、ベータ版ユーザーからのフィードバックもきわめて良好だ。El Capitanの出荷予定日は9月30日だ」
Eメールは「部外秘」とされていた。この「リーク」とおぼしきものに関して、Appleが気の利いた仕掛けをしただけなのかどうかは定かではない。なぜなら、その直後に同社のウェブサイトで、El Capitanは「Coming September 30(9月30日リリース予定)」と公表されたからだ。Appleは、製品の発売について秘密にしたがることで知られており、それによって謎めいた雰囲気が作り出され、ウェブ上で多数のうわさが飛び交うのが常になっている。
Appleにコメントを求めたが、今のところ回答はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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