Appleは9月10日(日本時間)にサンフランシスコでApple Special Eventを開催し、新たなiPhoneシリーズとして「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」を発表した。
予約は9月12日午後4時1分から開始し、9月25日に発売する。日本は、米国などと同様に1次販売国だ。2014年のiPhone 6/iPhone 6 Plusの発売時には日本から中国への転売集団が話題となった中国も、今回から同じ発売日となっている。なお、販売キャリアはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社で、追って各社から予約方法やキャンペーンなどの詳細が発表されるだろう。
SIMフリーモデルの価格は、iPhone 6sの16Gバイトが8万6800円で64Gバイトが9万8000円、128Gバイトが11万800円となっている。いずれも税別。iPhone 6s Plusは16Gバイトが9万8800円で64Gバイトが11万800円、128Gバイトが12万2800円となっている。いずれも税別。このほか、アクセサリとして「Lightning Dock」が5800円、純正ケースは4104円からラインアップする。
話題となっていた新色「ローズゴールド」が登場し、これまでの「ゴールド」「シルバー」「スペースグレイ」と合わせて計4色になった。なお、新製品の登場に伴い、iPhone 6/6 PlusおよびiPhone 5sの「ゴールド」はラインアップから外れるほか、容量も16Gバイトと64Gバイトのみになる模様だ。
iPhone 6s/iPhone 6s Plusは新たに「3D Touch」を搭載している。3D Touchでは画面を長押しすることで、コンテンツを実際に開くことなくプレビューしたりさらにそこから操作をしたりできる機能だ。
例えば、受信ボックスにあるEメールが読みたいとき、タイトルを軽く押したままにすると、そのEメールの内容が受信ボックスの手前に表示される。本文が短く、十分に内容がわかる場合は、指を離すと受信ボックスに戻れる。この操作を「Peek」と呼ぶ。もし、そのEメールを開きたい時は、少し深めに押すと、受信ボックスからEメールをタップして開くのと同じように「Pop」でパッと開く。これが「Pop」と呼ばれる操作だ。
このほかにも、SMSなどでURLが流れてきたとき、リンクを軽く押すとSafariで見るのと同じようにページの上部が表示され、指を離すと元のメッセージに戻る。わざわざアプリケーションを切り替える手間が省けるメリットがある。
このほかにも、したいことをより早く少ない手順で行える「クイックアクション」機能も登場した。たとえば、カメラアイコンを長押しするとメニューが登場し、「セルフィーを撮る」「ビデオ撮影」「スローモーション撮影」「写真を撮る」のいずれかを選べばすぐ撮影できるようになる。起動して、メニューから選んで──という手順を踏まずに済むようになる。さらに12メガピクセルの写真や4Kビデオに対応したほか、撮った一瞬の前後の瞬間の動きとサウンドとともに記録できる「Live Photos」機能が増えた。
なお、米国では毎年最新のiPhoneが利用できる「iPhone Upgrade Program」が発表された。日本での展開は明らかにされていない。
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