新iPhone/iPad、Apple TV、アップル発表うわさまとめ--Appleニュース一気読み

 9月1日~9月7日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

「iPhone 6s」を予想する–次期アップル端末のうわさまとめ
「iPhone 6s」を予想する–次期アップル端末のうわさまとめ

 米国では9月7日月曜日は「レイバーデー」の休日だった。3連休が終わると、いよいよ新学期の気分も高まり、11月末の感謝祭に向けて仕事にも腰が入る、そんなシーズンが始まる。

 AppleのiPhone発表は、そんな人々が前向きに動き出すタイミングに組まれている。早い人は、9月中に新しいiPhoneを手に入れてモチベーションをさらに高めるかもしれない。あるいは、感謝祭からクリスマスにかけてのホリデーシーズン、在庫が落ち着いたタイミングで手に入れることを楽しみにする人もいるのではないだろうか。

 今週、米国時間9月9日午前10時(日本では9月10日午前2時)より、サンフランシスコ市内でAppleによるメディアイベントが開催される。イベントでは、iPhone、Apple TV、iPad Pro、iPad mini 4、Apple Watch関連の発表が予測されている。

 今回のiPhoneは、2014年モデルのリニューアル版でiPhone 6s/iPhone 6s Plusになると見られていた。デザインは変わらないが、軽量で堅牢なシャシー素材に変更されるほかApple Watchでも採用されている感圧タッチパネルの搭載も予測されている。

 スマートフォンの要の機能ともいえるカメラは、iSightカメラは1200万画素を超え、4K動画の撮影をサポートするものとみられる。一方セルフィー用のFaceTimeカメラも500万画素に向上し、パノラマのセルフィやフルHD動画の撮影が可能になるとみられる。

 画面拡大により大人気を博したiPhone 6/iPhone 6 Plusの流れを踏襲し、今回も引き続き既存のiPhoneユーザーの高いロイヤリティと、Android陣営の切り崩しが予測される一方で、経済の先行き不安が伝えられる中国市場の影響は不透明なままだ。

「iPhone 6s」を予想する–次期アップル端末のうわさまとめ(9/2)
「iPhone 6s/6s Plus」はどうなる–予想されている機能やスペック(9/4)
「iPhone 6s」名称、マーケティング会社6Sが変更を求める(9/7)

iPad Proにも搭載される3D Touch Display

 iPhoneとともに披露されるとみられているのがタブレットデバイスの新シリーズ、iPad Proだ。12.9インチとされるディスプレイサイズはMacBookより大きく、MacBook AirやMacBook Proの13インチモデルに近いサイズだ。

 Retinaディスプレイを搭載し、外付けキーボードやスタイラスと組み合わせて操作できる新しいサイズのデバイスは、AppleなりのタブレットPCに対する答え、という位置づけになるかもしれない。

 iPhone 6s/iPhone 6s PlusとiPad Proに搭載されるとみられているのが、感圧タッチディスプレイだ。Apple Watchでは「Force Touch」という機能名で呼ばれていたが、iPhone/iPadへの搭載を機に、名前が変更されると見られている。

 このディスプレイは3段階のタッチを区別でき、さまざまな機能やショートカットを割り当てて、素早い操作が行えるという。ここに前述のスタイラスがどのように関わってくるのかも含めて、9月9日のイベントに注目したい。

アップル、「iPad Pro」を米国時間9月9日のイベントで発表か(9/3)
新「iPhone」、3レベル感圧式「3D Touch」画面を搭載か–次世代「Force Touch」技術(9/7)

Apple TVの価格は?

 今回のイベントで3年ぶりとなるアップデートが期待されている。ネットセットトップボックスとしては最大規模の台数を誇るApple TV。今回の刷新ではA8プロセッサの搭載や、デザインの多少の変更などが噂されていると同時に、より良いテレビ体験を実現するための機能が搭載されることも期待されている。

 1つは、ユニバーサル検索についての指摘だ。これまでApple TVでは、ストリーミングサービスごとにお気に入りを設定したり検索したりして、コンテンツを探す必要があった。たとえば有料で契約しているNetflixのみ、Hulu Plusのみ、と決めて利用していたとしても、サービス横断的な検索は便利だ。

 例えば、見たい映画をiTunes Storeでレンタルして見終えてから、Netflixでも配信されていたことを知り、レンタル代を無駄にしてしまった、という経験もあるからだ。

 こうしたユニバーサル検索を、リモコンから音声で呼び出すことができれば、当面の「スマートテレビ」の体験をサポートするには十分な対応といえるだろう。

 価格については、現行モデルは69ドルで販売されているが、内蔵するメモリに応じて149ドル、199ドルが用意されるとみられている。

次期「Apple TV」、ユニバーサル検索を搭載の可能性–価格は149ドルか(9/3)
アップル、オリジナルの映画やテレビ番組の提供に興味か(9/1)

AppleとCisco提携、ビジネス分野での存在感を高める

 Appleはコンシューマー向けで大成功を収めているが、ビジネス市場での優位性を高める動きに余念がない。IBMとの提携は、iPhone/iPad、そしてMacをより広くビジネス市場に導入していく取り組みとして評価できる。

 この提携に続いて、Cisco Systemsとの提携も発表された。Ciscoが8月31日に開催したイベントの壇上にAppleのTim Cook CEOを招き、この提携を発表した。内容はCiscoのネットワーク機器とiOSデバイスが連携して快適で高速なネットワーク環境を利用できる「高速レーン」を実現するとしている。

アップルとシスコ、提携を発表–法人向けにiOSデバイス普及強化へ(9/1)

その他

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アップル、「MacBook」向け燃料電池システムを開発中か–特許出願書類から明らかに(9/7)

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