AppleがCisco Systemsと提携し、職場での「iPhone」と「iPad」の位置付けの強化を図る。AppleとCiscoは米国時間8月31日、Appleの「iOS」ソフトウェア搭載製品のための「高速レーン」を構築すると発表した。これにより、Ciscoが提供するビジネス環境で高速にiPhoneとiPadを利用できるようになる。両社は、CiscoのネットワークとiOS搭載製品が相互に連携するよう最適化されると述べた。
Appleはビジネス分野で拡大しつつある同社の地位をこの提携で強化できる。かつてBlackBerryが優位に立っていた分野だ。iPhoneは職場で大きく普及しているが、iPadは6四半期連続で販売が減少しており、AppleはiPadがより多くの企業で採用されることを強く期待している。一方Ciscoは、ビッグネームのパートナーをさらに1社獲得し、同社の法人顧客に付加価値を提示することができる。
CiscoのJohn Chambers会長は31日に開かれたCiscoのイベントでAppleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏を壇上に招き、この提携について語り合った。
この提携の一環として、iPhoneはビデオ会議製品を含むCiscoのコラボレーションツールや、Cisco独自のオフィス用電話との連携が強化される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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