「iPhone」と「iPad」向け「Firefox」ブラウザの初めてのパブリックプレビュー版が、ニュージーランドのユーザーを対象に提供開始された。Mozillaが米国時間9月3日付けのブログ記事で発表した。まず1カ国のユーザーによるフィードバックを得てから、このモバイルブラウザを他の国にも展開し、2015年内には世界で正式一般リリースする計画だ。
「Firefox」のデスクトップ版は、既に(「Windows 10」を含む)「Windows」搭載PCと「Mac」を対象に提供されており、「Android」搭載端末用にはモバイル版が存在する。Mozillaは以前、AppleのモバイルOSはサードパーティー製ブラウザに対する制約が厳しすぎるとして、「iOS」版を提供する可能性を否定していた。
FirefoxのiOS版にはどのような機能が提供されるのだろうか。Mozillaはブログでこれまでに3つの主要な機能を挙げている。
「Intelligent Search」は、デフォルト検索プロバイダーの選択が可能で、検索結果候補も提示する機能だ。「Firefox Account」では、Firefoxのパスワード、タブ、ブラウザ履歴をデスクトップからiPhoneまたはiPadに同期することができる。今回の新しいプレビュー版には、開いているタブのサムネイルが表示される「Visual Tabs」ページも含まれている。
MozillaはFirefoxの全世界向けリリースに向けて準備しており、新機能は、ユーザーからのフィードバックに基づいて順次提供が開始される予定だ。今回のパブリックプレビュー版には、フィードバックを同社に直接送信できるオプションが「Settings」画面に含まれている。
iOS向けFirefoxの試用を希望するユーザーは、登録ページに電子メールアドレスを入力しておけば、自国でパブリックプレビュー版が提供開始された時点で通知を受けることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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