「iPhone 6s」を予想する--次期アップル端末のうわさまとめ - (page 3)

Justin Jaffe (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年09月02日 07時30分

NFC

 AppleはiPhone 6とiPhone 6 Plusで初めてNFCをサポートした。最近の製品ではApple WatchがNFCに対応している。この技術を利用するApple Payの普及が進んでいることから、NFCがアップグレードされるとのうわさが熱を帯びている。9to5Mac.comによると、次のiPhoneに搭載される新しいNFCハードウェアは、「セキュアエレメントプロセッサ」を統合するため、この処理専用のチップが不要になる可能性もあるという。

バッテリ

 バッテリ持続時間は、iPhone 6のアキレス腱というほどではないが、その点を除けば傑出したこの端末にあって、平凡の域を出ない数少ない点ではある(大型のiPhone 6 Plusの方が長持ちする)。とはいえ、前述のようにiOS 9では新しい省電力モードが導入され、従来のiPhoneのバッテリでも最長3時間延びる可能性がある。iPhone 6sでは、何らかのハードウェア調整によって、電力効率がさらに高まっているかもしれない。

 次期iPhoneでは充電ケーブルが「USB-C」仕様になると考える向きもあるが、一方では電磁誘導充電に対応する可能性もある。この機能はApple Watchに採用されているほか、サムスンのGalaxy S6やS6 edgeといったApple以外のスマートフォンで対応機種がかなり増えている。

スクリーン

 iPhoneにサファイアディスプレイが採用されるといううわさは根強い。そうなれば、現行モデルの「Gorilla Glass」より傷に強く、破損しにくくなる(Apple Watchの上位モデルはサファイアクリスタルを採用)。

 ただし、Corningはすでに次世代のGorilla Glass素材を「Project Phire」という名で発表している。同社はPhire搭載製品(サファイア並みに傷がつきにくいという)が2015年内に登場すると述べていた。新型iPhoneのリリースとぴったり一致するタイミングだろう。

 一方、次期iPhoneにはApple Watchのディスプレイ技術OLEDも導入されることになるかもしれない。そうなれば、現行iPhoneの「Retina display」に使われているLCD技術とは異なり、最近のスマートフォンでよく見られる(サムスンのGalaxy S6など)クラス最高の黒レベル、コントラスト、カラーが実現するはずだ。

 Apple Watchから取り入れられる可能性がある3つの技術の最後は、Force Touchである。iPhoneのスクリーンにForce Touchが導入されれば、あらゆるインタラクティブな操作機能が感圧式になる。このうわさはオンライン上で熱い注目を集め続けており、複数ソースが「消息筋」からの裏付けを取ったと報じている。だが、AppleはiOS 9の情報を次々に発表したWWDCで、iPhoneへのForce Touch導入の可能性を認めたわけではないし、言及してもいない。

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提供:Screenshot by Lance Whitney/CNET

カメラ

 Appleは8月、iPhone 6 Plusのうち「iSight」カメラに不具合があるものについて無償交換を発表した。こちらのページでシリアル番号を入力すると、自分の端末が無償交換の対象かどうかを確認できる。Appleが2015年4月にイスラエルの企業LinX Computationalを買収したことで、次期iPhoneはカメラ技術が大きく向上するとのうわさが勢いづいている。具体的な予測としては、一眼レフ並みの写真を撮影できる複数の開口部が、非常に小さなフォームファクターに収納され、最終的にはるかに薄い端末が実現するというものがある。

 市場調査会社IHS Chinaの最高経営責任者(CEO)であるKevin Wong氏は、背面カメラの画素数が8メガピクセルから12メガピクセルに増えると予測している。それが事実であれば、写真の画質が向上することになるはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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