デザインに関しては、他にも新色の追加(ピンクなど)が取りざたされており、さらにはハイエンドのApple Watchに合わせて14Kゴールドの「Edition」モデルが投入されるとのうわさまである。
Appleは6月8日のWorldwide Developers Conferenceで「iOS 9」を披露した。発表内容の大半はiPhoneの周辺的な機能で、「Siri」のアップデート、「Apple Pay」の機能強化、新たなマップ機能、新アプリ「News」の追加といった程度だったが、すべてのiOSデバイスでアニメーションとスクロールが向上し、iPhoneのバッテリ持続時間が延びるという発表もあった。Appleによれば、iOSに新たに導入される省電力モードによって、デバイスにもよるがバッテリの持ちが3時間延びる場合もあるという。
開発者向けには、iOS 9ベータ版への先行アクセスが6月から提供されている。7月には、ベータ版が一般ユーザーにも公開された。Appleが自社モバイルOSのメジャーアップグレードに際して早期バージョンを一般公開したのは、これが初めてのことだ。
9to5Mac.comは複数のソースからの報告を引用し、iPhone 6sではApple Watchのアニメーションと同じようなモーショングラフィックがロック画面に導入されると報じた。
iPhone 6とiPhone 6 Plusはいずれも「A8」プロセッサを搭載している。申し分のないパフォーマンスを発揮する64ビットのデュアルコアプロセッサだ。「HTC One M9」やサムスン「Galaxy S6」といった最近の競合製品の方が、米CNETのベンチマークテストでは高いスコアを記録したが、実機テストではこの3機種にほとんど差がないことが明らかになった。
Bloombergの情報筋が述べたところによると、サムスンが次期iPhoneのメインチップを製造する予定であり、これがおそらく「A9」チップだという。アナリストのMing-Chi Kuo氏は、このA9プロセッサが採用され、さらにRAMが2Gバイトに増加することで、処理能力と速度がiPhone 6に比べて大きく向上するとの見方を示した。7月にはDigiTimesが、サムスンとTSMCがA9チップの量産を開始したと報じている。8000万~9000万台のiPhoneをまかなえる量だという。
同じく7月に9to5Mac.comが、次期iPhoneにQualcommのプロセッサ「9X35 Gobi」チップが搭載されると報じた。これは「大幅なパフォーマンス向上」を実現し、LTEネットワーク速度が現行の2倍になる可能性もあるとされている。
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