Microsoftは、「Windows 10」に対して提供するパッチやアップデートの詳細情報を公表する予定はないことを示唆していたが、少なくとも企業顧客向けにある程度は、その計画を見直したようだ。
Microsoft関係者らはこれまで、Windows 10ユーザーに対して同社による修正と更新の内容を公表する予定はないとしていた。Microsoft関係者らはThe Registerに対し、Windows 10の累積的な更新について、「重要な」機能や修正に関する一部の情報を公開するが、すべては公開しないと述べていた。これまでのところ同社は、従来よりも少ないパッチ詳細情報しか提供していない。
Windows Insider責任者のGabe Aul氏は最近Twitter上で、パッチやアップデートの変更一覧に関するユーザーからの問い合わせに対する回答として、「完全な変更一覧は提供しない。管理の負担が大きすぎるし、実際のところほとんど価値の向上にならない」と述べていた。
しかし米国時間8月28日、Microsoftがその姿勢をやや軟化させたようにも見える動きがあった。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデントを務めるJim Alkove氏はレドモンドにある同社構内で開かれた報道陣向けイベントで、同社が企業顧客を対象に、パッチやアップデートの変更一覧を提供するかもしれないと語った。ただし、時期や方法などの情報は明らかにしなかった。
この報道陣向けイベントに参加していたWindows SuperSiteのRod Trent氏は、「Windows 10アップデートの変更一覧が、企業向けに提供される予定」とツイートした。Ars TechnicaのPeter Bright氏も、同イベントからの情報として、「Microsoftは企業ユーザーを対象に何らかの変更一覧の提供を検討中だが、パッチに関する正式なメモを提供するという確実な約束ではまだない」とツイートしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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