(編集部注:米CNETによる新型「iPod touch」のレビューを2回に分けて翻訳して公開します。前編は8月26日に公開しています)
前編より続く。
「iPod touch」は、処理能力という点で競合製品より明らかに抜きん出ている。これは当然だろう。iPod touchの「A8」プロセッサは、クロック周波数が1.13GHzと、「iPhone 6」の1.4GHz CPUに迫る性能だ。同価格帯のデバイスのなかではかなり上位の位置づけとなっている。
このベンチマークでわかるとおり、iPod touchはMotorola「Moto G」の16Gバイトモデルに圧勝している。Moto Gは、2GバイトのRAMと、1.4GHzのQualcomm「Snapdragon 410」プロセッサを搭載した220ドルのスマートフォンだ。このMoto Gはカメラ性能も高く、悪くないスマートフォンだが、「Google Play」とAppleの「App Store」ではどちらが良いかという古くからの議論が残される。筆者は「Android」のファンだが、この点に深入りするのはやめておこう。第5世代のiPod touchは明らかに性能差があるものの、比較参照のためにベンチマークに含めた。
新型iPod touchは小さい。iPhone 6と比べれば、ちっぽけなデバイスと言ってもいいだろう。ハードウェアはiPhone 6と同等にまで引き上げられた。Appleの64ビットA8チップに加えて、「M8」モーションコプロセッサも搭載され、モーショントラッキングに対応する。
Apple製品に対する考えは人それぞれだとしても、クールなアプリやモバイルゲームの新作は、大半のものがまずiOSに提供される。iPod touchはハードウェアの性能が強化されたため、通常iOSでしか利用できないゲームやアプリが動作する。したがって、ポータブルエンターテインメント端末の購入を検討しているがiPhoneは欲しくないという人にとって、iPod touchは比較的安価な選択肢になるだろう。
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