1043Amhバッテリの持続時間は物足りない。米CNETの動画再生バッテリ消費テストで、iPod touchは一定して6時間6分でバッテリ切れになった。第5世代のiPod touchは、平均8時間持続していた。このテストでは、デバイスを「Airplane Mode」に設定し、ディスプレイの明るさを50%まで下げ、ボリュームも50%まで落としたうえで、バッテリが切れるまで720p動画をループ再生する。また、Wi-Fi経由の動画ストリーミングもテストしたところ、こちらでは平均4時間51分でバッテリが尽きた。
筆者の事例テストでは、もっと良い結果が出ている。筆者の使い方だと、バッテリを余裕で1日半以上持たせることができたが、音楽の再生、メッセージのチェック、ウェブ閲覧くらいにしか使っていない。この小さな画面で動画を見る気にはならないからだ。Appleの「iOS 9」では、バッテリ持続時間の向上が柱の1つになっており、「Low Power Mode」にするとさらに数時間分のバッテリ持続時間を絞り出せるようになるという。これについては、リリース後に試してみるしかない。
最も飛躍的に向上したのはカメラだ。新モデルに関心のあるiPod touchファンへの最大のセールスポイントだろう。8メガピクセルの「iSight」カメラを搭載し、絞り値はf/2.4と、厳密にはiPhone 6のf/2.2よりやや遅いものの、筆者のテストでは画像はかなりきれいだった。
最高のカメラとは、いつも持ち歩いているカメラだと言われる。その意味では、もっと画素数の大きいスマートフォンの方が優れていることになるが、iPod touchは、MP3プレーヤーにしてはよく健闘していると言える。
後編に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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