KDDI、沖縄セルラーは8月24日、顧客の嗜好に合わせた食品や生活用品を、全国のauショップで販売するサービス「au WALLET Market」を、8月25日に開始すると発表した。モバイルだけでなくリアル領域でも顧客との接点を増やしていきたい考えだ。まずは、au直営店4店舗から開始する。
同社によれば、顧客がauショップに来店した際に待つことになる比率は、平日は28%、休日は60%。また、平均待ち時間は平日が6分、休日が15分となっている。こうした「無機質だった待ち時間に価値を持たせる」ことが狙いだと、KDDI コンシューママーケティング本部 コンシューマビジネス開発部長の村元伸弥氏は語る。
携帯電話ショップに訪れる人の中には、引越しや結婚などでライフステージが変わるタイミングの人も少なくない。そこで、au WALLET Marketでは、ショップスタッフがタブレットを使い、来店者のライフステージに合わせて、お勧めの商品や定期購入商品を紹介、購入をサポートする。
まずは、au直営店4店舗(au SHINJUKU、au OSAKA、au NAGOYA、au FUKUOKA)から展開し、9月1日より直営店以外の108店舗へ拡大。さらに2015年内に全国2500店舗のauショップで開始する予定。当初auショップで取り扱う商品数は400弱。安心・安全な食材や日本全国の産直品、話題のIoT製品など、厳選した高品質な商品を揃えるとしている。
また、スマートフォンやPCから、高級レストランやエステ、舞台チケット、ブランド家電などの商品を最大90%割引で買えるタイムセール形式のネットショッピングサービスもルクサと協業で提供する。商品は日替わりで更新されるという。
au WALLET Marketでの支払いには、auの利用料金や電子マネーカード「au WALLET カード」の利用に応じて貯まる「WALLET ポイント」(1ポイント=1円)も利用できるとしている。
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