ソニーが最新のスマートバンドを正式に発表した。同製品の狙いは、ユーザーの健康状態とフィットネスを監視することだ。
「SmartBand 2」と呼ばれるこの新しいトラッカーには、ユーザーの心臓を一日中監視する機能を備えた心拍数モニタが含まれる。心拍数を頻繁に確認することで、SmartBand 2はどの活動が心拍数を高め、どの活動が心拍数を安静時の数値に戻すのかを特定できる。
ソニーによると、SmartBand 2は装着者の全体的な活動と動作、睡眠、ストレスレベルも確認するので、自分がつらい一日を過ごしていることをユーザーが認識していない場合でも、そのことをユーザーに知らせることができるという。SmartBand 2は「Android」スマートフォンとAppleの「iPhone」のどちらとでもペアリング可能で、バイブレーションおよびLEDの点灯によって、電話や電子メール、テキストメッセージの着信をユーザーに通知する。
SmartBand 2はAppleの「iOS 8.2」とGoogleの「Android 4.4」の両方をサポートしており、アラートや通知機能を利用できる。
ソニーは「Lifelog」と呼ばれるアプリを提供している。Lifelogは同社の「Xperia」スマートフォン、「Android」スマートフォンで動作する。同アプリの狙いは、ユーザーの活動や心拍数、ストレスレベルなどの要素を記録し、それらの数値の推移を比較することだ。さらに、ユーザーが日々のジョギングで訪れた場所や、一定期間内におけるユーザーの活発さも追跡することが可能だ。iOSユーザーも、活動と心拍数データを分析および記録するアプリをダウンロードすることができる。
SmartBand 2は9月に60カ国で発売される予定で、価格は約119ユーロだ。ソニーの広報担当者によると、同製品は米国では厳選された小売業者で販売される予定だが、具体的な時期は未定だという。SmartBand 2のカラーは発売当初、ブラックとホワイトが用意され、その後すぐにピンクとインディゴが追加される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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