Windows 10を使っていて、何か設定がおかしくなっているといった場合もある。更新プログラムなどで治っていく場合もあるが、おかしいままということもあるので、適宜修正するしかない。
一部でファイルの関連付けが変わってしまったという例がある。直す場合はコントロールパネルの「既定のプログラム」から関連付けを修正するか、開きたいファイルを右クリックして「プログラムから開く」から開くアプリを選択する。
なお、不具合以外で関連付けが変わる主なものとしてJPEG画像ファイルを見るビューワーはデフォルトで「フォト」アプリに変更となっている。従来のものにしたい場合は「Windows フォトビューアー」に変更しておくとよい。
突如としてすべて全画面表示になってしまい、デスクトップが表示されないことがある。タブレットモードになってしまったと思われるが、戻すには[設定]→[システム]→[タブレットモード]で変更する。タスクバー右下のアクションセンターをクリックして「タブレットモード」をクリックしても切り替わってしまうので注意だ。
Windows 10の画面はすべてモノトーンで単調でフラットな画面が使いづらいとい指摘もある。タスクバーは真っ黒よりも、少し色が付いていたほうがやりやすい。[設定]→[パーソナル設定]→[色]から明るい色を設定するとスタートメニューやバーがわかりやすくなる。
OSが違えばドライバソフトが異なることもある。Windows 8.1のドライバを入れてなんとかなることもあるが、周辺機器やデバイスメーカーが対応ドライバを公開するまで全く使えない可能性もある。特に古いプリンタでは新OSの対応が行われないこともある。
[設定]→[システム]→[通知と操作]で壁紙の画像をスライドショーから固定画像に変更し、通知は簡易ステータスをするアプリを非選択にするとよい。
中でも定番の「Classic Shell」ではWindows 10対応をうたっている。どうしても慣れない場合はお世話になってみるのも手だ。
さて、どうしてもWindows 10に慣れないというのであれば、最終手段。元に戻す方法がある。Windows 10プリインストールのPCを買ったというのであれば元に戻す術がないが、アップグレードならばアップグレードから1カ月間、元に戻せる[設定]→[更新とセキュリティ]→[回復]から戻せる。
まだアップグレード前ならば、たとえ予約をしていても自分で更新操作をしなければ勝手にアップグレードしてしまうことはない。更新ができると通知がされる前なら、予約を取り消しておいてもよいだろう。
予約を促すアイコンを消去したり、アップグレードしないようにしたりする設定もいくつかあるが、公式なものでなかったり簡単にできない操作もあるので、無理にやることもおすすめしない。
ここまでWindows 10にして陥りやすいところを簡単にまとめてみたが、Windows 10になって変わったところや新機能はもっとたくさんある。すでにWindows 10ならばアプリの「Get Started」を一読するか、Windows 10マシン以外からは「ウェブサイト」で特徴を予習するといいだろう。
基本的には、いつかは新しいOSを使わないとならない時期が来るので、適度な時期でWindows 10へ移行することは検討してもらいたい。新しくなれば良い点もたくさんあるからだ。
ただ、安定や安全を望む人には、登場まもない8月時点でアップグレードは、あまりおすすめできない。自分が使う周辺機器やアプリケーションの対応など、アップグレードの失敗談も含めてもう少し情報が出そろった段階をおすすめしたい。
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