Lrnは、プログラミングを学べるアプリだ。執筆時点で学べるプログラミング言語は、JavaScriptのみだが、開発者のコメントによると、今後、他のプログラミング言語を追加したいという意向があるようだ。大きくは、「01」から「07」までのステップに分かれており、各ステップ内に、15前後の説明がある。説明はすべて英語だが、実際にJavaScriptを動かしながら、「何をどうすると、どうなるか」を順を追って学べる。
「01」は無料で学習でき、「02」からは有料。ただし「02」では、LrnについてTwitterまたはFacebookでシェアすることにより、無料で利用できる。1ステップずつ購入(120円)することもできるが、残りをまとめて購入(360円)することも可能だ。
基本的にはまず説明を読み、プログラム内の空白を埋め、実行してみて動作を確認するという手順で学習を進める。プログラム内の空白は、自分で入力する場合とタップして、複数の選択肢の中から正しいと思う選択肢を選ぶ場合がある。もし間違っても何度でもやり直せるので心配はいらない。
学習が終わった項目には、タイトルの冒頭にチェックマークが付くので、どこまで進んだか、分からなくなることはない。1つの項目についての説明は、簡潔で、1項目につき1つの要素についての説明に絞りこまれているため、迷うことがない。ステップの最後には、復習のためのミニテストが用意されている。学んできたことを再確認し、理解していないと思ったら、いつでも前に戻って学習し直すことができる。
英語しか用意されていないのは残念だが、「○○とは××です」という説明が主で、難しい表現は使われておらず簡潔な文章であるため、高校程度の英語力があれば大丈夫だろう。何より、本で学ぶのとは異なり、Lrnでは、プログラムを動かしながらインタラクティブに学べることに意義がある。ウェブサイト上でプログラミングを学べるサイトというのはあるが、iOSアプリで学べるというのは新しい。
まったくの初心者向けなので、すでにJavaScriptでプログラミングできる人にとっては、物足りないだろう。しかし、これからプログラミングを学んでみたいという人にとっては、通勤時間などを利用して手軽に学べるLrnはお勧めだ。
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