次期「iPhone」は9月9日に発表か?MVNO参入のうわさと否定--Appleニュース一気読み

 8月4日~8月10日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

次期「iPhone」、米国時間9月9日に発表か-新「iPad」「Apple TV」も同日に登場の可能性
次期「iPhone」、米国時間9月9日に発表か-新「iPad」「Apple TV」も同日に登場の可能性

 引き続き、夏休みムード満点ではあるが、来る9月のiPhone発売に向けて、各方面での動きも活発化している。まず、そのXデーとなるiPhone発表のタイミングは、9月7日の週に発表するとの情報が出ている。

 BuzzFeedが伝えた記事の情報で、例年のAppleのパターンとも一致する。BuzzFeedでは特に9月9日という日付を指摘している。いずれにしても9月中には次期iPhoneが発売されることになる。

 今回のiPhoneからは、販売方式や価格も変更される可能性がある。米国最大手Verizon Wirelessは、iPhoneの割引販売をやめる可能性がある。それまで16Gバイトモデルを199ドルで販売してきたが、これが649ドルに跳ね上がることを意味する。

 業界4位のT-Mobileは既にiPhoneの割引販売を行わない代わりに、月額料金を支払えば年3回まで、同レベルの最新スマホに乗り換えられるプランを提供し、端末の初期費用を抑える施策を打ち出してきた。

 iPadシリーズに導入されたApple SIMによって、iPhoneの販売方式や価格についても2015年から変化が起きることになりそうだ。ユーザーとしては端末購入を含めたスマートフォンのトータルコストが上がる可能性があり、iPhoneの販売の伸びについて、波乱が生じる可能性もある。

次期「iPhone」、米国時間9月9日に発表か-新「iPad」「Apple TV」も同日に登場の可能性(8/8)

 それでは、1週間のニュースを振り返っていこう。

AppleのMVNO参入のうわさと否定

 先週注目が集まったのは、Business Insiderが伝えたAppleの携帯キャリアビジネス参入のニュースだった。独自にネットワークを構築しない、仮想移動体通信事業者(MVNO)として参入するとの情報が流れたが、翌日、Appleは「計画したことがない」と否定している。

 一方のGoogleは「Project Fi」と呼ばれるMVNO事業を小規模にスタートさせた。業界第3位になったT−Mobile、逆に4位に転落したSprintの回線、そしてWi-Fiのいずれかから、最も回線状況が良いものを選んで通信する仕組みを備えている。またユーザーは、使い切れなかったデータ量に応じてキャッシュバックが得られる。ちなみに、Project Fiに対応するのはNEXUS 6だ。

 そうした背景から、「あるいはAppleも……」という憶測が流れるのは不思議ではない。前述の通り、ユーザーがデバイス上で通信会社を選択できるApple SIMを導入したことから、その候補に「Apple」が現れても驚かないかもしれない。

 ただし、デバイスメーカーとしてのAppleが、通信回線の品質まで責任を負いたいか、あるいはMVNOの方式でユーザー側のニーズをくみ取ることができるか、といわれると、あまり自由度がないのも事実だ。

 ただ、Apple SIMが、iPhoneのキャリアによる販売と通信プランを含めたユーザーのコストに影響する可能性が高まってきたことに対し、ニュースという形で反応があったと見てもよいかもしれない。

 Appleとしては、デバイスとiCloud(Apple ID)を活用したモバイル通信と生活環境の改善、というアプローチの範囲を超えないのではないかと考えられる。

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Apple Music、1カ月で1100万人を突破

 Apple Musicがスタートして1カ月が過ぎたが、Appleのインターネットソフトウェア・サービス担当のシニアバイスプレジデント、Eddy Cue氏は、Apple Musicの加入者数が1100万人になったことを明かした。「現時点ではその数字に満足している」ともコメントしている。

 競合となるSpotifyは、7年かけて7000万人の総会員数と2000万人の有料会員数を集めてきた。iOSの標準機能として非常に速いペースで追い上げ始めたように見えるが、Apple Musicはそのユーザー全員が、3カ月の無料試用期間にあたり、9月30日以降、つまり3カ月の無料期間を過ぎた時点でどれだけのユーザーが残るのかが焦点となる。

 Apple Musicとしては1億人のユーザー数を目標にしているとも伝えられている。

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Apple Watchの効能と内部

 Apple Watchのイチオシの機能は、日々の運動をトラッキングする機能だ。

 円グラフのインターフェースを持ち、外側から消費カロリー、早歩き以上の運動、そして1時間に1分以上立ったかどうかをチェックしてくれる。日々の活動の中で、円グラフが伸びていき、もし目標まであと少し、となったとき「1周外を走ってこようか」という気持ちにさせてくれる。

 Wristlyの調査では、ユーザーの半数が「運動量が増えた」と回答しており、生活への変化を実感しているという。

 また先週のCNETには、Apple Watchの分解写真がレポートされている。とはいえ、Appleのウェブサイトにある内部構造の説明写真とあまり変わらないという印象だ。

 簡単に言えば、Force Touchに対応するタッチディスプレイ、デジタルクラウンとボタン、TapTic Engine、スピーカ、マイク、バッテリ、その他のパーツを内包するS1というシンプルなものだ。

「Apple Watch」、ユーザーの半数が「運動量増えた」と回答-Wristly調査(8/3)
分解、「Apple Watch」-アップル製ウェアラブルの内部を見る(8/7)

その他

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