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HTC、時価総額が15億ドルに下落--保有現金を下回る水準に

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 水書健司 高橋朋子 (ガリレオ)2015年08月11日 10時17分
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 「Android」スマートフォンを製造するHTCの時価総額が米国時間8月10日、過去10年間で最低となる15億ドルに下落した。同社の6月末時点での保有現金15億ドルを下回る水準だ。これはHTCの「ブランド、工場、建物に価値はない」と投資家から言われているのに等しいと、Bloombergは報じている。

 2015年に入ってからHTCの株価は60%下落しており、回復の兆しは見えない。

 「株主にとって価値のある資産は、HTCが保有する現金だけだ」と、Sinopac Financial HoldingsのCalvin Huang氏はBloombergが引用したリサーチノートの中で述べている。「これから評価損が増え、同社ブランドには価値がないことから、その他の資産の大半は評価に含めるべきではない」

 2015年7月、HTCはフィットネストラッカー「Grip」の発売計画を見直した。「詳細な耐久性試験とユーザーフィードバック」の結果を受けて、「Gripの発売を2015年後半に予定しているヘルス&フィットネス製品群のリリースに合わせることを決めた」と同社は述べている。

 「こうした努力は、向こう2年間でHTCを立て直すのに十分ではないと思われる」と、Deutsche Bank AGのアナリストBirdy Lu氏は8月の報告書で述べている。「リソースが限られていることから、HTCが『iPhone』やサムスンに対抗できる見込みはほとんどなく、ミドル/ローエンドのセグメントでは、中国のブランドにシェアを奪われ続ける可能性がある」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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