「Apple Watch」は、外側からの見た目は美しいかもしれないが、内部はどうなのだろうか。今回はApple Watchの分解を解説し、ケースの内部を調べ、Appleの新しいウェアラブルを支えているハードウェアを紹介する。
Apple Watchは、3種類のモデル、2つのサイズ、6種類の仕上げが用意されており、バンドは10種類を超える。価格は349ドルから始まり、最上位のゴールドバージョンはなんと1万7000ドルだ。
今回の分解テストには、黒いスポーツバンドの42mmステンレススチールモデルを使用した。寸法は縦が42mm、横が36mm弱、厚さは10.5mmだ。重量は50gと非常に軽い。
このモデルのフロントパネルはサファイアクリスタル製だが、アルミニウムケースの「Apple Watch Sport」モデルには「Ion-X」ガラスが採用されている。
右側面には「Digital Crown」とサイドボタンがあり、背面に心拍センサ、スピーカ、マイクが配置されている。また、バンドの両側に取り外しボタンがあり、小さな金属パネルの下に診断ポートが隠れている。このポートはバンドを外さないと見えない。
Apple Watchの外側を見るのはこんなところにして、いよいよお楽しみの分解を始めるとしよう。
実機テストや価格設定など、Apple Watchの詳細については、米CNETのScott Stein記者による詳細レビューをご覧いただきたい。
しっかりとした作りのデバイス:Apple Watchは部品の作りがしっかりしていて接合も固く、頑丈なデバイスと感じられる。
分解は困難(だが不可能ではない):Apple Watchの中を見るには、ディスプレイを外さなければならない。あいにく、ディスプレイは接着剤と留め金の両方を使って本体に固定されている。接着剤に熱を加えて固定をゆるめ、非常に薄いナイフを使ってデバイスパネルを本体から分離した。次に、苦労しながらプラスチック製の工具でディスプレイの端を浮かせた。ディスプレイの下にある傷付きやすいケーブルが破損しないよう、慎重に作業する必要がある。Apple Watchの内部を見るのに特殊な工具は必要ないが、強い忍耐力で臨み、手が震えないように作業しなければならない。
Apple Watch分解の他の写真は、分解フォトレポートに掲載している。
細かい部品:Apple Watch内部のコネクタや部品は、どれも極めて小さい。やはり、これは腕時計だ。
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