2つのマスを使ってすばやい手書き入力ができるメモアプリ「Touch Notes」


ホーム画面。過去に書いたメモが日付とともにリスト表示される(1行目の冒頭数文字がタイトルとして扱われる)。新しくメモを作成する場合は右上の「+」をタップ

 「Touch Notes」は、iPhoneで手書きのメモを取れるアプリだ。2つの大きなマスに交互に文字を書くことで、それらが自動的に縮小されて1行に収まる仕組みを採用しており、iPhoneの小さな画面でも複雑な漢字を正確に、かつすばやく記入できるのが特徴だ。

 本アプリでは、画面の下段に2つの大きなマスが設けられており、そこに手書きで文字を交互に書き込むインターフェースを採用している。左のマスに書き込んだ文字は、右のマスに書き込みが始まった時点で縮小されて上段の行に格納され、同様に右のマスに書き込んだ文字は左のマスに書き込みが始まった時点で縮小し格納される。

 このように、左→右→左→右と、左右のマスに交互に文字を書いていくことで、スムーズに文章が入力できるのが本アプリの特徴だ。市販の電子辞書に搭載されている、タッチペンを使った手書きインターフェースだけを切り出したような機能で、画数の多い漢字など、複雑な文字でも書きやすい。また1文字書き終わるごとに手動で縮小ボタンを押すなどの操作が不要なため、自然な入力が行える。

  • メモの入力画面。画面下の2つのマスに交互に文字を記入していく

  • 隣のマスへの入力が始まった時点で直前に書いた文字が縮小され、上段の行に格納される。1文字ごとにビットマップとして認識されており、文字単位での削除や挿入が可能

  • 色および線の太さは調整可能


図を描くためのドローイング機能も用意されている。こちらではマスは使わず、また縮小表示もされず、描いたままの絵がそのまま貼り付けられる

 作成したメモは画像としてアプリ内に保存され、必要に応じてカメラロールに書き出したり、メールに添付したり、あるいはDropbox/Evernoteに出力して利用する。アプリ内に保存されている段階では、文字は1文字ずつのビットマップとして配置されているので、文字単位での削除や挿入が可能だ。外部に書き出す際はメモ1ページがそのままPNG画像として書き出されるので、編集は不可能となる。

 同種のアプリと異なり、入力した文字をテキストに変換する機能は備えていないので、テキストデータとして再利用することはできないが、変換に余計な手間を取られないぶん、すばやく書き留める用途に向いている。静電容量式に対応したタッチペンを使えば、実質的に手書きと変わらないスピードで文字を書き連ねることも可能なので、テキストとしての再利用が不要で、とにかくスピードを重視する人におすすめといえそうだ。

  • 画像としてカメラロールに書き出せるほか、メールに添付しての送信、DropboxやEvernoteへの保存などが可能。ファイル形式はpngとなる

  • 保存した画像は、タグをつけて分類することもできる

  • 設定画面。ソート順も細かく調整できる

>>手書きメモ帳Touch Notesのダウンロードはこちらから

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