NTTドコモは7月17日、手書き文字を翻訳する「ひつだん翻訳」を開発したと発表した。「はなして翻訳」「うつして翻訳」「メール翻訳コンシェル」に続く4つ目の翻訳サービスだ。9月上旬に一般ユーザーへのトライアル提供を予定している。対応機種は、Android 4.3以上のスマートフォン、タブレット。
ひつだん翻訳は、タブレットなどに書いた言葉や文章をドコモが開発した翻訳サーバを利用して翻訳するサービス。英語、中国語(簡体字)、韓国語、フランス語の4カ国語と日本語の翻訳が可能。また、手書き文字に加えて、イラスト機能や写真の読込み機能を備えており、手書きで描いた地図にコメントを加えて道案内をするといった使い方ができるという。
同社ではこれまで、「はなして翻訳」での会話を中心としたコミュニケーション方法を提供していたが、雑音の多い屋外での利用時に正確に翻訳できないケースがあったという。「ひつだん翻訳」により、海外旅行先や訪日中の外国人との円滑なコミュニケーションが実現できるほか、耳や言葉の不自由な人でも活用できるとしている。
ドコモでは、2020年を見据えたビジネス創出の一環として多言語での自然なコミュニケーションの実現に取り組んでおり、今後も先進の翻訳サービスを提供していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」