「GoodNotes 4」は、手書きでメモを書いたり、PDFを読み込んで注釈を書き込んだりできるノートアプリだ。iCloudを介して、複数のiOSデバイス間で同じファイルを同期できるほか、DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージを利用することも可能だ。iPhoneとiPadの両方に対応しており、筆圧感知対応のBluetoothスタイラス(Jot Script/Touch、Pogo Connect、Wacom)を利用できる。iPhoneでも利用可能だ。
ノートは、表紙とノート用紙で構成される。表紙は、シンプルなものからカラフルなものまであるので、ビジネスに学習に趣味に、さまざまな用途で利用できる。また、ノート用紙には、方眼紙、罫線、五線紙などがあり、市販の文房具のように使い分けられる。作成したノートは、カテゴリ別に分類して整理することが可能だ。表紙とノート用紙は、いつでも変更できるのもデジタルならではの利点だ。
ペンの種類は、万年筆と蛍光ペンの2種類。線の太さと色を選択できる。書きたい場所をタップすると、画面下部にウィンドウが表示され、選択部分が拡大表示される。このウィンドウに文字や絵を書くと、ノート部分にそのまま書き込まれていくしくみだ。ノート上には、青い枠が表示されて、拡大されている箇所が分かるようになっている。青い枠を拡大すると、ノートの広い範囲が画面下部のウィンドウに映り、青い枠を縮小すると、ノートの狭い部分が画面下部のウィンドウに映る。漢字などの混み入った文字を書く場合は、青い枠を縮小して、ノートの一部を拡大表示した状態で書くと比較的きれいに書ける。
矩形/三角形/円の3つが描かれたアイコンをタップすると、ノート上に手書きでこれらの図形を描いた時に、自動的にきれいな矩形/三角形/円に変換してくれる。また、直線を描く場合も、波打った線にならずに、きれいな直線が描けるので便利だ。投げなわツールを使うと、囲んだ箇所のテキストや図をそのまま切り抜いて移動できる。投げなわツールの効果が適用されるオブジェクトに、「手書き」「イメージ」「テキストボックス」を含めるかどうかは選択できる。
ペンの種類は少ないが書き心地はよく、拡大すれば漢字も見やすく書けるので、ノートを取ったりPDFへ書き込んだりするのに重宝する。また、ノート内の全文検索にも対応しているので、使い込むほどに便利に使えるノートアプリだ。
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