Microsoftは米国時間8月4日、ゲーム機「Xbox One」を購入するかどうかで迷っているゲーマーに対し、その背中を後押しする理由を挙げた。
Microsoftは4日、ドイツで開催されたビデオゲームカンファレンス「Gamescom」のプレゼンテーションで以下の内容を発表した。
Xbox OneはDVRに対応。世界最大のソフトウェアメーカーである同社は、2016年にXbox Oneにデジタルビデオ録画機能を搭載すると述べた。これによりゲーマーは、Over The Air(OTA)デジタルチューナーと外付けハードドライブを使用して同ゲーム機に送られるテレビ映像を録画できるようになる。
同サービスのデジタルテレビガイドである「OneGuide」から直接、番組をバックグラウンドで録画し、Xboxから録画映像にアクセスすることができる。また、ゲーム機がインスタントオンモードに設定されている場合、録画は自動的に開始する。
「Windows 10」上のXboxアプリにより、録画を出先で予約し、録画映像を自分の端末にストリーミングし、番組をダウンロードしてオフラインで視聴することができる。
後方互換性。Microsoftは2015年に入って開催されたビデオゲームカンファレンス「E3」において、「Xbox 360」のゲームがXbox Oneで動作する予定だと発表していた。同社は4日、この機能が11月に提供される予定であることを認めた。
XboxのGoldメンバーシップ加入者に無料ゲームを提供する「Games with Gold」キャンペーンに含まれる、今後のすべてのXbox 360ゲームが後方互換の対象になる予定だ。
同社は、同プログラムにおいて100本のタイトルを提供し、将来的にはさらにその本数を増やす予定だと再度述べた。
Windows 10によるアップグレード。Xbox Oneは、Windows 10によってユーザーインターフェースがアップグレードされる予定である。インターフェースは新しいものではないが、アップグレードは11月に提供される予定であることを同社は認めた。
Windows 10が追加されるということは、Microsoftの音声制御の仮想アシスタントである「Cortana」もXbox Oneに対応することを意味する。しかし、Cortanaに質問を投げかけるには、「Kinect」が必要だ。
新たなチャット手段。Microsoftは、Xbox One用の「Chatpad」も発表した。Xbox 360版と同様に、フルキーボードを備え、ヘッドセットに接続することができる。Xbox Oneコントローラの下側にChatpad用の差し込み口がある。
前世代とは異なり、最下部に2つのプログラム可能なボタンがある。スクリーンショットやゲームプレイ録画映像などの機能へのクイックアクセスに使用することができる。
豊富なソフトウェア。Microsoftは、4月5日リリース予定のゲーム内テレビ番組を含むゲーム「Quantum Break」や、「Crackdown 3」など、2016年にリリース予定の3本のXbox One限定ゲームについて説明した。
「Halo 5: Guardians」では、まだリリースされていないソフトウェアからのマルチプレーヤーによるプレイの様子が紹介された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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