これまでのiPod機能を提供してきたミュージックアプリの機能は「MyMusic」にまとめられており、既存の同期している音楽やプレイリストにアクセスできる。
クラウドに音楽をバックアップ、もしくは手持ちの音源とiTunes Storeの楽曲をマッチングさせて、256kbpsの音源が利用できるようになる「iTunes Match」を契約していたユーザーは、MyMusicの中に自分のiTunesライブラリすべてが表示され、その都度ストリーミング再生したりiPhone上から直接ダウンロードして聴いたりできる。
ちなみに、iTunes Matchは、Apple Music開始時に、iCloudミュージックライブラリと名称が変更されている。
Apple Musicは基本的にストリーミング再生で、LTEなどのモバイルデータ通信を利用している際には170kbps前後、Wi-Fi接続時は256kbpsと音質とデータ量の調整が自動的に行われる。
もしも出先でも高音質で聴きたい場合、あるいはモバイルデータ通信を利用せずに聴きたい場合は、アルバムや楽曲、プレイリストの「+」ボタンをタップすることで、MyMusicに追加でき、iCloudミュージックライブラリと同様にデバイスにダウンロードすることができる。
しかし、理想としては、デバイスへのダウンロードなしで利用したいところだ。iPod時代のように、事前に準備していなくても、いつでも新しい音楽にアクセスできる点が、Apple Musicに期待する音楽との出会いへの大きな期待だ。
しかし携帯電話会社のプランによるデータ通信量の上限がこうした体験が完全なものになっていない点は、Appleが原因ではないとはいえ、Apple Musicを含むストリーミング系のサービスの弱点になっている。
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