米Yahooが米国時間7月29日、動画とテキストメッセージを送受信できる新たなメッセージアプリ「Livetext」を発表した。このサービスにはやりとりされる動画が無音という、ほかのアプリとは違う特徴がある。
Yahooで製品管理担当シニアディレクターを務めるArjun Sethi氏は、この日に行った製品デモで、友人に手早く動画を送り、さらにテキストメッセージをやり取りする様子を披露した。ただし、このサービスでは相手の姿は見られるものの、直接話しかけることはできない。
理想として、Yahooはこのサービスを、どこでも送受信できるテキストメッセージの利点と、顔の表情で感情や状況を伝えられるメリットを合わせたものにしたいと期待をかけている。さらに動画から音声を除くことで、騒がしい通りから静かな図書館まで、場所を問わずに手軽かつ簡単に利用できるようにしている。
このアプリはテキストメッセージに時間制限がなく、会話をユーザーが保存することはできないが、これにはやりとりされるメッセージを素早く送付できる、その場限りのものにしようとの意図がある。プライバシー保護のため、メッセージは暗号化され、Yahoo側もその内容を保管しない。
このアプリは無料で30日にリリース予定。Googleの「Android」またはAppleの「iOS」の各OSを搭載するスマートフォンで利用できる。提供が開始される地域は、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツで、香港と台湾ではすでに提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」