楽天は7月29日、サービスに生かす先進技術を開発するための研究機関「楽天技術研究所」の海外拠点をシンガポールと米ボストンに7月1日に新設したと発表した。既存拠点である東京とニューヨーク、パリと合わせて4カ国5拠点になった。
シンガポールでは、心理学やモバイルソーシャル分野のエキスパートであるエワ・シジマンスカ氏が研究者チームを率いる。研究領域は、心理学、行動科学、モバイルソーシャル分野が主体で、これらの知見にもとづいた顧客満足度を高めるインターネットサービスの研究を進める。
一方ボストンでは、EC企業でチーフサイエンティストチームを率いてきたアンカー・ダッタ氏が研究者チームを率いる。研究領域は、機械学習、深層学習、AI分野が主体。特に人工知能分野の研究を推進し、世界の各開発拠点にいるビッグデータチームとも連携して、ビッグデータ活用のさらなる高度化を図るという。
楽天は両拠点で、それぞれシンガポールとボストンを中心とした海外の大学や研究機関と積極的に連携し、海外における研究者の採用も進める。
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