スモールセルの基地局を作る際、Massive-MIMO基地局のアンテナの小型化は基地局設置の自由度を高め、低コスト化は設置局数の増加につながる。Massive-MIMO基地局のアンテナである超多素子アンテナは個々のアンテナそれぞれにフィルタが必要となるが、それを基板上で実現し、小型化を検討している。奥の金属ブロックでできたフィルタが手前の基板に収められる。なお、2つのフィルタの周波数帯は同じではないため大きさを比較するものではない。
エリクソンは15GHz帯を使い、5Gbpsの伝搬実験を披露した。8面に渡って表示している映像は15GHz帯で伝送したもの。端末側となる設備は台車で移動可能となっており、基地局から離していくと速度が落ちることも確認できる。
ノキアは73.5GHz帯を使った伝送実験をデモを披露した。特にピンポイントに電波を送り込み、伝送を行うところを可視化し、ヘッドマウントディスプレイで電波の向きが見られる。帯域幅は1GHzで伝送速度は2Gbps超。64個のアレイ型アンテナでビームフォーミングを行っている。
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