Googleは米国時間7月20日、「Google+ Photos」が8月1日をもってサービスを終了することを発表した。Google+ Photosは、ユーザーが「Google+」アカウントを介して写真をアップロードしたり、共有したりできるようにするサービスだが、今後は同社が5月にリリースした新サービス「Google Photos」に置き換わることになる。
Google Photos担当ディレクターを務めるAnil Sabharwal氏は21日、Google+ Photosユーザーに向けて情報を提供し、同サービスの終了とともに自分の写真がなくなってしまうのではないかというユーザーの不安の解消に努めた。まず、同サービスのユーザーは引き続き、写真や動画の投稿、およびフォロワーとの共有が可能だ。また、ユーザーがGoogle+を通じて既に共有済みの写真、動画、アルバムはこれまでどおり見ることができると、Sabharwal氏は述べている。
Sabharwal氏は、「Google+の一機能であるこの優れた写真と動画の共有サービスは、影響を受けない」と述べた。「ユーザーは今後も写真や動画の投稿することが可能であり、フォロワーはこれまでどおり、コメントしたり、『+1』ボタンを押したりすることが可能だ。まったく変更はない。また、Google+上で既に共有した写真、動画、アルバムは、それらに対する投稿やコメント、+1を含め、すべて影響を受けない。これらは、『Profile』ページの『Photos』タブにアクセスすることで、簡単に参照できる」(Sabharwal氏)
Google+のプライベートな写真管理機能により、ユーザーはプライベートな写真アルバムを作成、編集、バックアップすることができるが、今後はGoogle Photosに置き換えられ、もっと正確にいえば、管理されることになる。したがって、ユーザーは今のところGoogle+ Photosを選択することは可能だ。ただし、2つのサービスを併存させることで、やっかいな点もある。Google+のPhotosオプションをクリックすると、自動的にGoogle Photosに切り替わるが、ユーザーが望むならGoogle+ Photosに戻ることもできる。
Googleがユーザーに対して、Google Photosへ移行してもらいたいと考えていることは明白だ。同社は、この新サービスに専念するつもりだ。Sabharwal氏は、2つの写真サービスを併存させ、完全に機能する状態にしておくことがGoogleにとってふさわしいことではないとも説明している。
Google Photosは、容量無制限の無料ストレージを提供するほか、写真の自動バックアップや管理、編集、共有などが可能だ。Google Photosはウェブ版のほか、「Android」「iOS」アプリを通じて利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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