「Firefox OS」搭載の開発者向けスマートフォンのメーカーとして知られるスペインのGeeksphoneが、スマートフォン事業を終了することになった。
同社は自らのフォーラム上でスマートフォン事業の終了を発表し、6年間に6種類のスマートフォンを製造したGeeksphoneは「サイクルの終わりに到達した」と述べた。
同社は2013年、初のFirefox OS搭載スマートフォン「Keon」と「Peak」を発売したことで有名になった。Firefox OSは強力なライバルである「Android」や「iOS」からシェアを奪うには至っておらず(アナリストによると、シェアは1%以下)、GeeksphoneもFirefox OSと同じ運命に直面したようだ。Geeksphoneによると、創設以来、同社が「販売した端末の台数は数千台」だという。
これまで開発してきたソフトウェアツールは、サードパーティーとのライセンス契約などの制約がない限り、コミュニティーに公開される。
しかし、同社は完全に廃業するわけではなく、ウェアラブルに進出しようとしている。同社の共同創設者の1人であるRodrigo Silva-Ramos氏は、技術革新担当ディレクターのAngel Sánchez Díaz氏とともに、装着者の普通の運動や睡眠に関する数値に加えて性的能力も監視する「アクティビティブレスレット」の開発作業を主導している。Geeksphoneのウェアラブルは「geeks!me」ブランドの下で発売される予定で、最初のハードウェアは2015年中に登場する見通しだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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