Amazonは米国時間7月9日、「Amazon Fling」ソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした。開発者が自分の「Android」「iOS」「FireOS」アプリ上で実行する写真、音楽、動画をAmazonのセットトップボックス「Fire TV」で共有できるようにするもの。
これによってAmazonは、セットトップボックス分野における競合他社に対する競争力を維持する。「Apple TV」やGoogleの「Chromecast」では既に、それぞれのエンターテインメント機器にこのような共有機能が組み込まれている。
Amazonによると、ユーザーがスマートフォンまたはタブレット上でFlingをサポートするアプリを起動すると、Flingアイコンが表示されるという。そのアイコンをタップすることにより、Amazon Fire TVにコンテンツを送信することができる。したがって、「iPhone」上でアプリ内で映画を見ているユーザーが、それを大画面に表示しようとする場合、Flingアイコンをタップするだけで、Fire TVを介して接続されているテレビにコンテンツが表示される。
AmazonのFire TVセットトップボックスにはさまざまなアプリケーションが提供されており、ユーザーはテレビ上で、番組の視聴からゲームのプレイにいたるまでのあらゆる操作が可能だ。小売価格99ドルのこの機器は、Apple TVや、Rokuが提供する製品ラインなどの他のセットトップボックスに似ている。ユーザーは、「Netflix」や「HBO Go」といった人気の高い動画ストリーミングアプリにアクセス可能で、それ以外にも多数のアプリがこれまでに追加されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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