特に目立つのは、The Beatles、Garth Brooks、Toolが含まれていないことだ。Taylor Swiftは当初、Apple Musicへの楽曲提供を拒否する意向を示していた(Spotifyからは自身の楽曲を削除した)が、後になって考えを変えた。現在はTaylor Swiftのほぼすべての曲をApple Musicで聞くことができる。
ストリーミングで利用できる楽曲は、ほとんど自分が所有しているのと同じように扱うことができる。プレイリストに追加することも、スマートフォンやタブレットにダウンロードしてオフラインで聞くことも可能だ。ただし、それらの楽曲を実際に所有するわけではないので、Apple Musicを解約すれば聞けなくなってしまうことに注意してほしい。
Apple Musicでは、iTunesで購入した楽曲も、所有していない楽曲と一緒にして再生することができる。ユーザーのミュージックライブラリをスキャンして、購入済みの楽曲などを探し、iTunesから直接ストリーミングするという仕組みだ。マッチしない曲であっても、「iCloud」アカウントにアップロードされるため、やはりストリーミングすることができる。
再生するプレイリストやアルバムを選ぶと、すべてが「Up Next」キューに追加される。このキューは、アプリ下部に表示される再生中の曲をタップしてから、右側の箇条書きアイコンをタップすれば見ることができる。Up Nextでは、次に再生される曲や再生履歴を確認でき、このリストを消去することも、検索して他の曲を追加することも可能だ。
Apple Musicの前身であるBeats Musicは、ユーザーの音楽の好みを学習しておすすめの曲を提案しようとしていた。同じアプローチがApple Musicに引き継がれている。Apple Musicはユーザーが再生する曲やiTunesで購入する曲に注目し、さらにユーザーからのフィードバックも学習して、アーティストやアルバム、プレイリストをハイライトする。同アプリの「For You」タブは、このようなリコメンデーションがすべてまとめられる場所で、その生成にはアルゴリズムだけでなくミュージックエディターも関わっている。このように人間を中心としたアプローチのために、Apple Musicは単なるミュージックアプリではなく、コミュニティーのように感じられるだろう。
Apple Musicを初めて起動すると、好きなジャンルとアーティストを選んでミュージックプロファイルを作成するよう求められる。この仕組みは、Beats Musicのときとまったく同じだ。画面には、ジャンルの書かれた風船が漂っていて、気になるジャンルは1回タップし、大好きなジャンルはダブルタップする。次の画面では、選んだジャンルに応じたアーティストが表示されるので、同じようにタップで選択する。ここまで終了すると、「For You」タブにおすすめが表示されるようになる。
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