シャープは6月29日、同社が開発した電子書籍ソリューション「EBLIEVA(エブリーバ)ブラウザビューア」が新たに5社の電子書籍配信サービスに採用されたと発表した。
EBLIEVAは、アプリをインストールせずに、通常のPCやスマートフォン、タブレットなどに搭載されるウェブブラウザで電子書籍を閲覧できるのが特長だ。コミックの閲覧だけでなく、小説や実用書などは文字サイズの拡大・縮小に合わせて見やすく自動調整する「リフロー型」にも対応できる。
その手軽さを利用して、最近はテレビ局やユーザー投稿型サイト、ウェブサービスとの連携も広がっているという。たとえば、フジテレビが運営する動画配信サイト「フジテレビオンデマンド」では2月からコミック配信サービスを開始。配信放送中のアニメやドラマと原作小説や原作コミックを連携して相互PRを行っている。
今回新たにNTTぷららと三笠書房、フランス書院、東洋経済新報社、モビぶっくの5社が提供する電子書籍配信サービスに採用。東洋経済新報社では、メディアセミナー参加者に発売前のビジネス書を配信する新たな試みもスタートする。同ソリューションの採用実績は合計14社になった。
なお、シャープは7月1日から4日まで東京ビックサイトで開催される「国際電子出版EXPO」に出展し、活用事例とともに同社の電子書籍ソリューションを紹介する。来場者には「flick! digital 2015年3月号」をまるごと一冊、来場者にプレゼントするキャンペーンを開催する。名刺交換をした人を対象に、シリアルID付きのポケットティッシュを配布。ユーザーはQRコードを読み取れば、スマートフォンのブラウザで閲覧できるしくみだ。
また、エクシングが配信する「カシレボ!JOYSOUND」などのスマートフォン用アプリで、電子書籍(雑誌)を無料で提供するキャンペーンを7月31日まで実施中だ。
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