シャープは6月17日、スマートフォン向けのインセル型液晶タッチディスプレイの量産を本格的に開始したと発表した。従来の液晶ディスプレイに比べ、軽量化や薄型化ができる。
タッチセンサ部の回路と液晶ディスプレイを駆動する回路の両方を液晶ディスプレイの中に搭載するインセル化を実現。これにより軽量化、薄型化ができ、スマートフォンなどのデザイン性を向上できるとしている。
LTPS(低温ポリシリコン)技術を採用する三重第3工場で生産され、今後は亀山第2工場での生産も検討中とのこと。画面サイズや解像度、狭額縁化などさまざまなユーザーニーズに対応するとともに、安定した供給体制の構築を図る。
シャープでは、亀山第2工場で採用しているIGZO技術の優位性をいかし、タブレット端末やノートPCへの搭載を想定した、中型サイズのインセル型液晶タッチディスプレイを現在開発中としている。
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