Googleは、同社の自律走行車が他の車とともに公道を走行している画像を投稿した。
Google Self-Driving Car Project(Googleの自律走行車プロジェクト)は米国時間6月25日付けの「Google+」ページで、最新のプロトタイプ車が公道でのテスト走行に移ったことを明らかにした。Googleは2012年から自律走行車のプロトタイプをテストしており、独特の形をしたこの小型車両はその第3世代だ。
マウンテンビュー周辺を運転する人は、新しい小型のプロトタイプ車が、「Lexus RX450h」や「Toyota Prius」車両を改造したこれまでのプロトタイプ車に加わり、郊外の通りやGoogleキャンパスを走り回るのを目にすることがあるかもしれない。各車両には「安全のために運転者を」同乗させるが、Googleの最終的なビジョンは、ハンドルやアクセルといった標準的な装備をなくすことだ。
最新のプロトタイプは、自律走行車を開発するための進行中のプロジェクトの一環であり、これらは人が運転するよりも安全に走行できる可能性を秘めている。やはりマウンテンビューを拠点とする自動車用品サプライヤーのDelphi Labsも、これまでに独自の自律走行車のプロトタイプを公道でテスト走行させており、同地区ではこの種の技術をめぐる動きが活発化している。日産自動車やFordといった自動車メーカーは、2020年までには自律走行車が一般に利用できるようになると予測している。
Googleによると、新しい自律走行車は電気推進式で、最高速度が時速25マイル(約40km)だという。Google+の投稿には、「近隣の皆さんがどう考えているかを聞かせて欲しい」と記されており、運転中にこれらの車両を見かけた人から意見を集めようとしているようだ。
プロトタイプは、センサ群やGPSを使用して、あらかじめプログラムされた目的地までの経路を見つけ出すと、車線案内や道路状況に従って安全に目的地に到着するようプログラムされている。車両に取り付けられたコンピュータが常にセンサ情報を処理することで、他の車両や歩行者に対してアルゴリズムで対応することが可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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