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タクシー配車「Uber」が見据える交通の未来--高橋社長に聞く - (page 3)

藤井涼 (編集部)2015年06月15日 09時00分
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 「みんなのUber」は実はとても同乗者には好評でした。我々の内部でも見知らぬ人のクルマに乗るのかという不安があったのですが、やってみると非常に喜んでいただけました。同乗者による運転者の評価が4.85なので、プロのハイヤードライバーの平均の4.5より高かったですね。

 非常に多くのコメントも寄せていただいたのですが、特に多かったのが「車内での会話が弾んだ」という意見でした。なかなか数値では表せないのですが、こういうシェアリングエコノミーサービスは何で成り立っているかというとコミュニティです。単にサービスを提供する側と受ける側という関係ではなく、双方向だからこそコミュニティ感が出てくる。これは使ってみることで分かることがありますね。


 また地方だと、公共機関が足りていない地域が多いので、そういったところにも、もしかしたら可能性があるかもしれないですね。地元の方の交通の便としてもありますし、訪日外国人が地方を訪れる際にも活用できると思います。地方のお寺などを見て回りたい時に、二次交通など観光客に対しても準備をしてあげないと、せっかく日本が持ついろいろな良さや素晴らしさが外国の方にまでいきつかない。なので、企業や自治体などと組んでそこを活性化できるといいですね。

――自動車事業に参入したDeNAは、2020年までに無人タクシーを走らせることを目標を掲げています。

 テスラモーターズなどを見ても分かりますが、無人運転などソフト面がこれからより重要になることは間違いありません。我々もそういった意味で研究開発を始めています。またソフトが発達して、我々が目指す超効率化というところとは徐々にマッチしてくると思います。どういう形になるかは分かりませんが、日本勢には頑張ってほしいと日本人として思いますし、世界に誇れる日本初のサービスや技術が出てきてほしいですね。

――今後、どのような交通の未来がくると考えますか。

 すでに変化は起きています。私が去年までいたサンフランシスコでは、自家用車で運転していた人たちが、便利だし安いし、安心だからという理由から、Uberに乗ろうという意識になってきている。やはり自分のクルマで運転して渋滞にあったり、駐車場を探してお金を払う、また維持費などを考えるとクルマが不要と考える人が少しずつ増えてきています。

 もう一つは、先進的な技術ですね。無人運転なのかそれ以外の技術なのかというところで、交通のパターンやインフラも変わってくるでしょう。信号がなくなればいいのかというと、そこに大きな価値はないので、人びとがA地点からB地点により早く、より安く、より安全に行けること。もしかしたら、逆によりゆっくりかもしれないですね(笑)。そうした何を目指しているのかをちゃんとクリアにして、いまの技術で出来ることを整理してもいいんじゃないかと思います。

 我々はグローバルなプラットフォームですので、その技術や経験値を日本にどう生かすのか。単にあるものを日本に持ってくるのではなく、日本の都市や地域の事情を加味して、いかに応用するかというところは我々の課題でもあります。それに向けて今後もさまざまな検証をしていき、どこかの段階でスケールする状況にしたいですね。


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初めてUberを利用する人は、初回と2回目の乗車がそれぞれ2000円ずつ無料になります。ハイヤー、また日本国内でのみ適用可能。有効期限は2015年8月31日。

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