幼児や学童の保護者に朗報だ。
「Google Play」ストアにこのたび、子供向けの「Android」アプリを集めたまったく新しいセクションが登場した。Googleは、同ストアに「Family」セクションを作るという約束を守ってくれた。
同社は2015年5月の開発者会議「Google I/O」で、子供がいる家族向けの新しいアプリセクションとなるFamilyを発表しており、Ausdroidは現地時間6月9日、同セクションがウェブで公開されたと報じた。本稿執筆時点でこのFamilyセクションはウェブ版のGoogle Playでしか見られず、スマートフォンとタブレット向けには今後段階的にリリースされていくようだ。
Googleが開発者会議で説明したように、このカテゴリには、開発者がFamilyセクションの審査を受けることをオプトインしたアプリのみが表示される。さらに、このセクションにいる間は、アプリの検索をしても他のカテゴリのアプリは検索結果から除外され、ここでは子供向けのAndroidアプリだけが見つかるようになっている。
Googleはまた、子供向けアプリのアプリ内課金についても一定の制限をかけ、「スターバッジ上の対象年齢が0〜12才と表示されているアプリとゲームは、通常はパスワードを必要としない場合でも、アプリ内課金にはパスワードの入力を要求する」と説明している。これは、子供が購入する前に保護者が承認するよう制限することで、子供が課金を増やしすぎないよう防ぐのに役立つだろう。
Google Playの新しいFamilyセクションには、人気キャラクターやDisney特集など、ユニークなページも追加されている。たとえば、子供が「Elmo」や「Dora the Explorer」をクリックすると、そのキャラクターに関連したアプリ、ゲーム、本、動画などのコンテンツを見ることができる。
広告に関しては、開発者はこのセクションに含まれるアプリにも広告を表示できる。
ただし、Googleは開発者に対し、広告の内容をFamilyアプリのコンテンツレーティングに一致させることを求めている。広告を含むアプリは「広告表示あり」と明記されるが、Googleは、そうした広告の内容を管理しないことも明言している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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