ソフトウェア開発共有サービス「GitHub(ギットハブ)」を手がけるGitHubは6月4日、初の海外支社である日本支社「ギットハブ・ジャパン合同会社」の設立を発表した。東京を本拠地とし、ジェネラルマネージャーである堀江大輔氏が運営する。
GitHubは2008年に設立された、970万人以上のユーザーを擁するソフトウェア・コードのホスティングプラットフォーム、およびソフトウェア共同開発共有ウェブサービス。2012年から全世界で企業向けに英語サポートの「GitHub Enterprise」を提供しており、オープンソース・プラットフォームと同じプロジェクト環境をクローズドで再現できることから、日本国内でも日立システムズ、ヤフー、サイバーエージェント、グリーなどの企業で活用されているという。
GitHubでは日本法人開設により、日本国内ユーザーや日本のオープンソースコミュニティ、企業などとの関係をこれまで以上に深め、ホワイトハウスでの活用に見られるような、行政・自治体や教育機関への普及啓発を行っていくという。
同社では、日本法人設立にあわせて、これまで言語や決済などの観点から導入が難しかった国内企業に対してもサービスやサポートを提供するため、20年以上の海外テクノロジサービスの販売実勢を持つ、マクニカネットワークスと国内総代理店契約を締結。日本語による「GitHub Enterprise」の法人向け導入サポートを開始する。なお、この提携により、円建て決済や日本語のテクニカルサポートも可能になるという。
ギットハブ・ジャパン合同会社では、今後セールスのローカルスタッフ採用も行い、サポート体制の強化に努めるとしている。
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