台北発--Microsoftのコーポレートバイスプレジデントを務めるNick Parker氏が、特に「Windows 10」向けに開発されたデバイスの第一弾を披露した。ASUS、東芝、さらにはFoxconnなどのパートナー各社から提供される。
これらの製品発表は、当地で開催中の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2015」でMicrosoftによる基調講演の最後に行われた。基調講演では、Windows 10について既に知られていることの多くが取り上げられ、パーソナルアシスタントの「Cortana」、ブラウザ「Edge」、生体認証技術「Windows Hello」などのデモも披露された。
全部で9種の新製品が披露され、オールインワン型PC、タブレット、コンバーチブル端末や超薄型フォームファクタPCと多岐にわたっている。
オールインワン型デバイス2機種は、Acerの「Aspire Z3-710」とASUSの「Zen AiO Z240」(同端末は、ASUSが2日前にCOMPUTEXで独自に開催した報道機関向けイベントの一部として披露されたもの)だ。Aspire Z3-710は、バッテリ内蔵のポータブルオールインワン型端末だ。
もう1つ、ASUSから登場予定の新製品が「Transformer Book T100HA」だ。これは、着脱可能なキーボード付きのコンバーチブルな2-in-1端末で、重さはわずか580g、厚さは8.45mmと薄型となっている。HPからも「x2」の新モデルが登場した。HPはこれを、マグネットヒンジの採用で着脱可能な「タブレットファースト」製品と位置付けている。新しいx 2はBang & Olufsenのスピーカを搭載し、メタル仕上げになっている。
Dellの「Dell XPS 15」も初めて披露された。これは、美しい「XPS 13」と同じくボーダーレスディスプレイ「InfinityEdge」を採用。ただし、この端末について、それ以外はあまり説明がなかった。
HPのタブレットについては、さらに説明が少なかった。サイズが9インチでHP製であること以外に分かっているのは、フルサイズのキーボードと「画期的な」メモ機能を搭載することくらいだ。
同じく、東芝の2-in-1端末も披露された。こちらは4KディスプレイとCortana対応のほか、Windows Hello向け「顔認証カメラ」を搭載する。
Parker氏はまた、従来のフォームファクタとは異なるコンピューティング製品についても語った。Foxconnの「Kangaroo」は、ウルトラポータブルなバッテリ駆動式のデスクトップPCで、テレビと連携できるように設計されている。一方、Quantaの「Compute Plug」は、Googleの「Chromecast」のようにHDMIポートに差し込むタイプの製品だ。こちらは、Cortanaを使ってテレビを操作することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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