Appleはちょうど1年前の2014年6月、「iOS」をベースに「Siri」で制御するスマートホームのエコシステムを構築する狙いで「HomeKit」を発表した。そして、Appleの年次開発者会議(WWDC)を1週間後に控えたタイミングで、HomeKit対応機器の第一陣の販売が米国で始まった。
そうした新しい機器には、たとえばLutronが230ドルで販売するHomeKit対応の照明制御キットや、150ドルで売られるInsteonの新しいコネクテッドホームハブなどがある。これらはいずれも、米国時間6月2日からオンライン注文分の出荷が始まっており、数週間後には米国の小売店の店頭にも並ぶはずだ。その頃には、ネットに接続された「iHome」プラグ、HomeKit対応の「Ecobee3」サーモスタット、そしてElgatoからはスマートホームセンサー群の一式も売り出されるはずだが、現時点ではこれら3つはいずれも予約注文の受け付けにとどまっている。
差し込んだ機器を自動制御できるスマートコンセントには、「iDevices Switch」という製品もある。2015年1月にネバダ州ラスベガスで開かれた家電見本市「2015 International CES」で、この製品はHomeKit対応機器の中でも特に注目を集めたが、最新の情報によると、市販が始まるのは2015年9月以降になるとみられるという。
こうした製品は、まもなく米国のApple StoreやAppleのオンラインストアでも販売が開始されるだろう。報道によると、Lutronのキットはすでに一部の店舗にあり(米CNETが拠点を置くサンフランシスコ近隣のApple Store数店舗ではまだ見当たらなかったが)、Elgatoの「Eve」やEcobee3は、2015年7月に入荷予定となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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